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2社執行役員の23歳が転職に向けて読んだ本TOP5

前提


タイトルで「2社執行役員」と書いていますが、正確には
1合同会社の代表社員
1株式会社の執行役員
といったような感じです。
従って正確には「執行役員としては1社」です。そこまで重要なことではないですが、ここで前提のズレを解消できればと思います。

それでは早速、組織の代表と役員を専務する私が「これは読んでよかった」と思う至高の本TOP5を紹介していきます。

1: Insight

引用:https://www.amazon.co.jp/

自己認識の重要性とその向上方法について深く掘り下げた一冊です。
この本で得られるものは以下の3つです。
・自己理解を深めることができる
・自己評価を正確に行うことができる
・新たなキャリアパスを探求できる

この本は、自己認識を「内的自己認識」と「外的自己認識」の二つの視点から話を展開します。

内的自己認識
自分自身の価値観、情熱、願望、パターン、リアクションを理解することを指す

外的自己認識
自分の行動が他人にどのような影響を与えるかを理解することを指す

採用面接側は、「この人は長く働いてくれて、かつ成長して利益を生んでくれる人材かどうか」を見ます。

従って応募側は「どんな会社に私はピッタリなのだろう。」と考える必要があります。

・自分が成長できる環境とはどんな環境か
・自分がダメにならない環境とはどんな環境か

自己認識が高まると、自分の強みと弱点を理解し、どのような環境や職業が自分に合っているか、どのような環境で最も生産的に働けるかを見つけることができます。
また、自己認識は自己評価を正確に行う能力と密接に関連しており、これは面接や職場でのパフォーマンス評価において重要なスキルです。

さらに、この本は自己認識の障害についても説明しています。自己認識の障害を理解し、それを克服することで、転職希望者は自己評価の誤りを避け、自己認識を高めることができます。

最後に、この本は自己認識を組織全体に適用する方法についても提案しています。新たな職場での成功は個人のスキルだけでなく、チームとしての協調性と共感性も必要とします。自己認識を高めることで、新たな職場でのリーダーシップを発揮し、チームの一員として貢献することができます。

2:影響力の武器

引用:https://www.amazon.co.jp/

人々が他人に影響を受ける理由を6つの原則で解説しています。
これらの原則は返報性、一貫性、社会的証明、好意、権威、希少性です。これらの原則を理解し、適用することで、人々の行動を予測し、影響を与えることが可能となります。

人が他人に影響を受ける6原則
・返報性
・一貫性
・社会的証明
・好意
・権威
・希少性

この本は、人類の必読書というほど非常に有益です。

それぞれの原則ごとに解説してみます。

返報性と一貫性の原則
面接やネットワーキングの場で有効に活用できます。例えば、面接官に対して何かを提供したり、自分のコミットメント(約束できること)を明確にしたりすることで、相手に対する好意や信頼を築くことができます。

社会的証明の原則
自分のスキルや経験を証明するために役立ちます。自分が過去に成功したプロジェクトや、他の人からの推薦を提示することで、自分の能力を信頼性を裏付けることができます。

好意の原則
相手に好意を持たせることで、自分の提案や要求が受け入れられやすくなります。応募者としてできることは「笑顔」「礼儀」「雰囲気に合う言葉遣い」でしょうか。
これは、新しい職場での人間関係構築や、面接官に対する第一印象を良くするために有効です。

権威と希少性の原則
自分の価値を高め、自分を必要とする状況を作り出すために利用できます。自分の専門知識を強調し、自分が持っている独特のスキルや経験を強調することで、自分が求める職位に対する自分の価値を高めることができます。

以上のように、"影響力の武器"は、自己プレゼンテーションを強化し、他人との関係を築き、自分の価値を最大化するための有益な本です。

Insightと組み合わせれば、セルフブランディングの質を高めることもできます。

3:PRE-SUASION

引用:https://www.amazon.co.jp/

こちらも前章で紹介した"影響力の武器"の著者、ロバート・B・チャルディーニ博士による心理学の本です。
影響力を与える前の「下準備」の重要性について解説しています。
この本は、人々が影響を受けやすい状況を作り出すための戦略を提供しています。また、本書では新たな原則として「まとまり」が紹介されています。これは「集団心理」を指し、人々が集団の意見や行動に影響を受ける傾向を説明しています。

特に転職を考えている人にとって、この本は以下の理由で有益です。

1.影響力の向上
転職活動は、自分の価値を他人に伝え、説得するプロセスです。この本の戦略を使うことで、面接官や新しい同僚に対する自分の影響力を高めることができます。

2.集団心理の理解
新しい職場では、既存のチームに適応する必要があります。集団心理を理解することで、新しい環境にスムーズに適応し、チームの一員として認められる可能性が高まります。

3.自己プレゼンテーションの強化
転職活動では、自己プレゼンテーションが重要です。この本の原則を適用することで、自己プレゼンテーションの効果を最大化し、自分の強みと価値を効果的に伝えることができます。

以上の理由から、"PRE-SUASION :影響力と説得のための革命的瞬間"は、転職希望者が自己プレゼンテーション(セルフブランディング)を強化し、新しい職場での影響力を高めるための有益な本となります。

4:SIMPLE RULES

引用:https://www.amazon.co.jp/

この本は転職希望者向けというより、個人的に読んでよかったという気持ちで紹介します。

成功している個人や企業がどのようにルールをシンプルにしているか具定例を挙げて説明し、シンプルなルールの作り方とその活用例を示しています。この本は、ルール作りのための一般的な方法を提供し、自分の経験や価値観を活用する方法、他者の経験をうまく拝借する方法、科学的証拠で補強する方法、話し合いでレベルを上げる方法などを紹介しています。

転職を考えている人にとって、この本は読んでおいたほうが良いかなと思いました。
例えば未経験エンジニア転職の場合、自社開発、受託、SESとカテゴリーに分かれて、その中でもtoB toC など、様々なジャンルに分かれます。

「気になった会社は片っ端から応募してみる」のが個人的には一番いい方法かと思いますが、未経験の場合は業界事情が分からない事が多いです。「どんなところが私には良いのだろう」と迷いや悩みを抱えると思います。

この本の中で紹介されているシンプルなルール作りを実践すれば、自分の価値観に合う環境や条件をルール化できるようになります。また、自分の強みや弱みを分析できている人であれば、「職務経歴書に書くことは〇〇の軸でしか書かない」や「もう転職活動の面接では〇〇のことしか話さない。」と、転職活動において一貫性を持った行動ができるようになります。

以上の理由から転職活動にとても役立ちます。

5:里帆採取

引用:https://www.amazon.co.jp/

こちらの本は、これまで紹介した本の中でぶっちぎりNo.1のおすすめ本です。
もはや説明するのが難しいほど、転職活動をしている人や日々学習に励んでいる人の生活必需品です。

この本は他の本のように、「〇〇が実践できる」といったような機能的作用はないものの、「自己啓発」「リラクゼーション」といった心理的作用があります。

しかし機能的作用(効果)を手に入れるには、安定した精神を持ったほうが効率的にインプットできます。したがって、

まずはこちらの本を手に入れて、その後前章まで紹介した本を読む

という順番がおすすめです。

まとめ

転職活動をしているとき、つい直結した眼の前のことしか勉強しない状態になってしまいがちです。
例えばエンジニア転職の場合、プログラミング学習しかやらない状態になりがちですが、「技」というのはすぐに身につくものではなく、時間をかけてコツコツと身につけるものです。

また一つのコンテンツのみ学んでいると、兜しか鎧を纏ってない人になってしまいます。

寝る前30分ほど本を眺めるだけでいいのです。
そうすれば豪華でなくとも、全身鎧を纏った強く頑丈な人間に慣れると考えています。

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