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Appleのデザイン

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Appleのプロダクトデザインに詳しくなれるマガジンです。
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2020年7月の記事一覧

ガラスドームのような佇まいが美しいタイのApple Storeのデザイン

タイの大型ショッピングモールCentralWorldの横に新しいApple Storeがオープンするようなので…

「nanoらしさ」の元祖iPod nano(第1世代)のデザイン

この記事ではiPod nano(第1世代)のデザインについて書きます。 総論的な話は下の記事で書い…

iPodの流れを決定づけたiPod miniのデザイン

iPod miniはディスプレイとホイール型のコントローラーを備えた「フルサイズ」のiPodを小型化…

コンセプトを変えてまで生き残ろうとしたiPod mini &nanoのデザイン(総論)

この記事ではiPod miniとiPod nanoのデザインの総論的なところを書きたいと思います。 Apple …

Appleの新しい特許はデバイスの「形」が消失する時代を垣間見せてくれる

近ごろは、AppleのARデバイスについての話題が絶えませんね。もちろん、特許の内容がすべて実…

ついに制約を克服したiPod shuffle(第4世代)のデザイン

これまでiPod shuffleのデザインを解説する記事を順番に書いてきましたが、今回が最終回です。…

イヤホンに還元されたiPod shuffle(第3世代)のデザイン

iPodからシャッフルで音楽を聴くという体験だけをとりだしたiPod shuffleはどんどん小型化していきました。 とくにiPod shuffle(第3世代)はiPodシリーズのなかでも最小のデバイスで、テクノロジーの視点では非常に先進的なデバイスであったといえます。 この世代では、ディスプレイだけでなく、円形のコントローラーも無くなりました。 Apple デバイスのコントロールはおもに、イヤホンについているボタンで行うことになります。Voice Overという、再生

一見無駄な部分も役に立つiPod shuffle(第2世代)のデザイン

Apple iPod shuffle(第1世代)では従来のiPodからディスプレイが取りのぞかれ、本体が大幅…

小型化の限界を逆手にとって新しいつながりを生み出したiPod shuffle(第1世代)のデ…

Apple 総論で書いたとおり、iPod shuffle(第1世代)はデバイスの外観にある無駄を浮き彫…

iPod shuffleが克服した無駄とデザイン(総論)

iPod shuffleは2005年に発表され、2010年に第4世代が登場しましたが、その後アップデートされ…

ボタンの配置とでっぱり具合はどあるべきかを最近のApple製品で考える

最近のApple製品のボタンまわりのデザインを見ながら、ボタンの配置とでっばり具合の規則性を…

Apple製品の基本形はiPodからiPhoneでどのように変化したのかを考える

Apple製品はどれも非常にシンプルで、多くのデバイスは基本的な幾何学的図形に還元できます。 …

Appleの凹んだボタンが持つ意味の多様性とデザインの進歩

この記事では、Apple製品に搭載されている凹んだボタンの用いられ方から、Appleのデザインを考…

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時間は左から右に流れるという認識とボタン配置〜iPod(第3世代)〜

iPod(第3世代)はボタンをホイールの上に配置したスタイルが特徴です。 Apple この配置について考えてみたいと思います。 このような配置をしている理由はいくつかあります。 タッチ操作の導入まず、この世代ではホイールやボタン類がタッチ方式になりました。触れるだけで反応します。 もっとも、この方式では、ホイールを回しているときに、ホイールの周囲のボタンに触れて誤操作してしまう可能性があります。そこでボタン類を独立してならべ、誤操作をなくしています。 まあ、実際にはこ