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デュアルSIMのメリット/デメリットについて完全解説!

更新日:2022/9/29

この記事ではデュアルSIMのメリット/デメリットについて解説しています。

①デュアルSIMとは

デュアルSIMとは、1台のiPhoneに「AuのSIMカードとDocomoのSIMカード」といった具合に2つの通信事業者のSIMカードを入れることです。

「大手キャリアと大手キャリア」の他にも「大手キャリアと格安SIM」「格安SIM×格安SIM(iPhoneでは基本的に不可能)」といった組み合わせが考えられます

②デュアルSIMにする4つのメリット

デュアルSIMにするメリット①スマホ2台持ちから解放される

電話番号をプライベート用とビジネス用で2つ使い分けており、そのためにスマホを2台持っている等という方はデュアルSIM対応機種にすることでスマホ2台持ちから解放されます。

デュアルSIMにするメリット②携帯料金を安くできる

組み合わせやスマホの使い方次第では、デュアルSIMにした方が安くなることがあります。

例えばシングルSIMで3GB990円のプランに1650円の完全かけ放題オプションをつけると毎月1980円払うことになります。

これをデュアルSIMで完全かけ放題オプションに代わって、楽天モバイル(楽天リンクを使えば通話料が無料になる。最低月額1078円)を電話用として契約すれば月々572円ほど安くなります。
電話は楽天モバイルSIMに任せて、データ通信専用として別のSIMを契約すればもっと安くすることも可能です。

デュアルSIMにするメリット③通信障害や災害等に強くなる

「Au(回線)とDocomo(回線)」といったように異なる回線を使ったSIMカードを組み合わせておけば、特定のキャリアで通信障害が発生したり災害により通信基地局がダメージを受けて通信不可能になったりしても、もう片方のSIMを使って通信や通話が出来る可能性があるため、通信障害や災害などに強くなります。

デュアルSIMにするメリット④通信可能エリアが広がる

登山したり、地方に行く際に異なる回線種別のデュアルSIMにしておけば「圏外で通信できない」となるリスクを下げることが出来ます

デュアルSIMにする4つのデメリット

デュアルSIMにするデメリット①バッテリーの減りが速くなる

デュアルSIMにすると、端末のバッテリーの減りが速くなります。
これは、SIMカードが1.28秒周期(Docomoの場合)で近くの通信基地局と通信を行うためです。
その際に僅かながらスマホのバッテリーを消費します。
デュアルSIMにすることでそれぞれのSIMカードが定期的に通信を行いスマホの電力を消費するため、シングルSIM時と比較してバッテリーの減りが速くなってしまいます。

デュアルSIMにするデメリット②組み合わせを考えないと高くなる

メリットと相反するようですが、通信事業者の組み合わせをしっかりと考えないと逆に毎月の料金が高くなります。

例えば、月6GB使いたいとします。
2つの通信事業者で3GBのプランを契約して合計6GBにするより1つの通信事業者で6GBのプランを契約した方が安くなるケースがほとんどです。

デュアルSIMにするデメリット③端末と回線の組み合わせの自由度が下がることがある。

端末のデュアルSIMの構成がeSIM+nanoSIMという構成だと、端末と回線の組み合わせの自由度が下がります。

回線を普段とは違う端末で使いたいと思ったときに物理SIMカードであればSIMカードを入れ替えるだけですみます。

しかし、eSIMだと毎回eSIMプロファイルの再発行手続きをする必要があり、通信事業者によっては再発行手数料がかかります。
また、eSIMで契約している回線を使いたい端末がeSIMに対応していない場合物理的なSIMに切り替え、自宅に到着するまで待つ必要があるなど、端末と回線の組み合わせの自由度が下がります。

デュアルSIMにするデメリット④通話しながらもう片方のSIMで通信が出来ない

SIM①で通話しながらSIM②でデータ通信といったことが出来ません。
(通話中のSIMでデータ通信することは出来ます。)
一見、何も問題のないように思うかもしれませんが、着信したSIMが低速状態(高速データ容量・ギガを使い切って通信制限がかかった状態)だとネット検索に時間がかかってしまいます。

「電話しながら調べ物をする」といった状況でストレスがかかってしまうかもしれません。

iPhoneでは格安SIM×格安SIMのデュアルSIMは基本的に設定できない

端末の仕様上、iPhoneでは格安SIM×格安SIMのデュアルSIMは基本的に設定できません。
基本的には片方を大手キャリア(サブブランド)にする必要があります。

これは、同一の格安SIM業者のSIMカードでも同じです。
例えばmineoのeSIMとmineoの物理SIMを使ったデュアルSIMも出来ません。

(組み合わせによっては格安SIM×格安SIMも可能ですが、ここでは割愛します)






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