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【通信障害対策】デュアルSIM以外で通信障害に備える方法

最終更新:2023/1/27

2022年7月2日に発生したKDDi(Au、UQmobile、Povo、その他au回線を使ったMVNOサービス)の通信障害を受け、デュアルSIMが注目を浴びています。
IIJmioという通信事業者では2日のeSIMの申し込み件数が通常の8倍にも及んだとの情報もあります。

確かに、通信障害対策にデュアルSIM環境を整えるのは”ある程度”は有効ではあるのですが、筆者はあまりおすすめしません。

この記事では、通信障害対策にデュアルSIM環境を整えるのをおすすめしない理由とデュアルSIM以外で通信障害に備える方法について紹介します。


通信障害対策にデュアルSIM環境を整えるのをあまりおすすめしない2つの理由

①コスパが悪い

日本では通信障害はそう頻繁に起こるものではありません。
多くの人に影響が出るレベルの通信障害は数年に一度レベル、しかもその多くは数時間~数日以内に復旧します。
1週間や1か月も通信や通話が出来ない状態が続いたことはありません。

その数年に1回、大体は数時間で復旧し続いても数日レベルの通信障害に備えるために毎月料金を払うのはコスパが悪いことは明白でしょう。

②有効性に疑問が残る

こちらがデュアルSIMにしても、相手が通信障害のかかった通信事業者・回線を使っていては結局連絡を取ることが出来ません。

また、デュアルSIMにすることでデータ通信は問題なく出来ても、通信障害のかかったSIMカードの電話番号で電話やSMSをすることは出来ません。(楽天Link経由の通話など一部例外もあります。)

このように考えると、デュアルSIMの有効性に疑問が残ります。

デュアルSIM以外の通信障害対策案

①家族で別々の通信事業者にする

家族で同じ通信事業者を使っていると、その通信事業者が通信障害を起こすと家族全員のスマホで通信機能が使えなくなります。
別々の通信事業者にすることで、「家族のスマホを借りて連絡」することが出来るようになるため通信障害対策になります

「通信事業者を分けると家族割が効かなくなって高くなる」という方もいるかも知れませんが家族割を提供している通信事業者の多くはそもそも基本料金が高いため、家族割が効かなくなっても別の通信事業者に乗り変えた方が安いケースが多いです。

②Wi-Fi自動接続アプリを入れる

通信障害の影響を受けてもWi-Fiに接続すればデータ通信を行うことができます。
そして、今街中にある様々な企業がWi-Fiサービスを無料提供しています。

しかし企業が提供しているWi-Fiを利用するには多くの場合会員登録をしなければならない等面倒な作業を行わなければいけない事が少なくありません。
自動接続アプリを使えば多くのフリーWi-Fiでこういった面倒な作業をする必要がなくなります。

筆者おすすめのWi-Fi自動接続アプリは「タウンWi-Fi」です

なお、フリーWi-Fiはセキュリティーが弱く通信内容を傍受(覗き見)される可能性があるためログイン作業やネットバンキング等お金の関わる作業は行わないようにしましょう。

③公衆電話の場所・使い方を確認しておく

公衆電話がどこに設置されているか確認しておくのも通信障害対策になります。
通信障害が発生すると、通信事業者は復旧作業を行いますが復旧した瞬間に通信設備へのアクセスが集中すると通信設備が処理しきれず再度通信障害が発生する可能性があるため一度にアクセス出来る回線数を制限(通信規制)することがあります。

2022年7月2日に発生したKDDIの通信障害では、データ通信復旧後も音声通話が平常時と比べて50%も繋がりにくいという事象がありました。

公衆電話は通信規制を行わない為、通信障害が発生している状況でも安定的に使用することが出来ます。






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