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USB3.X(3.0/3.1/3.2、Gen1/Gen2…)を完全攻略!通信速度(5Gbps/10Gbps/20Gbps)は簡単に判別可能です!

更新日:2022/8/17

USB2.0よりも高速な通信規格「USB3.X」には策定されてから幾度となく改称が行われ現在、主に「USB3.0」「USB3.1 Gen1」「USB3.1 Gen2」「USB3.2 Gen1x1」「USB3.2 Gen1」「USB3.2 Gen2」「USB3.2 Gen2x1」「USB3.2 Gen2x2」「USB3.2 Gen1x2」の9つの規格(名称)が混在しています。

これだけ「USB3.X」の規格があると「どれが最大転送速度5Gbps」で「どれが最大転送速度10Gbps」か分からないという人もいるかも知れません。

規格(名称)と速度(5Gbps/10Gbps/20Gbps)の早見表

規格(名称)から最大転送速度をすぐに判断する方法

①Gen2か否か

「USB3.1」「USB3.2」の後ろに続くGen○の数字が2であれば最大転送速度10Gbpsで、数字が1であれば最大転送速度5Gbpsです。

USB3.0と表示されているものは、5Gbps固定です。

②掛け算の結果が2になるか

Gen○×○といった表記がされている場合は、その数字を掛け算して2になれば最大転送速度10Gbps、1になれば最大転送速度5Gbpsです。

「USB3.2 Gen1×1」は1×1=1なので最大転送速度5Gbpsと分かる、「USB3.2 Gen1×2」「USB3.2 Gen2×1」はそれぞれ「1×2=2」「2×1=2」と掛け算の結果が2になるので最大転送速度10Gbpsと分かるといった具合です。

③最大転送速度20Gbpsに対応した規格名称は「USB3.2 Gen2×2」のみ

最大転送速度20Gbpsに対応したUSBの規格名称は記事執筆時点で「USB3.2 Gen2×2」しかありません。

接続する端末の規格を確認しよう

「USB3.1Gen2」「USB3.2Gen2」規格(最大10Gbps)の外付けストレージを使っても、接続するパソコン等のUSBポートの規格が「USB3.0」「USB3.1 Gen1」「USB3.2 Gen1」「USB3.2 Gen1×1」だと最大5Gbpsでの速度しか転送できないので注意しましょう。

ただし、今使用している端末のポートが最大5Gbps規格にしか対応していなくても今後最大10Gbps規格に対応している端末に買い変えることを見越して先行投資的にGen2規格対応の外付けストレージ買っても悪くはないでしょう。

また、誰かとデータを受け渡しする機会が多いという方は、相手の使ってる端末等のUSBポートが10Gbps規格に対応していると、少し恩恵を受けることが出来るので自分の使っている端末等のポートが5Gbps規格までしか対応していなくても10Gbps規格対応の外付けストレージを買う価値はあるでしょう。

5Gbps規格でも十分かも知れない可能性

「USB3.1 Gen2」「USB3.2 Gen2」「USB3.2 Gen1×2」「USB3.2 Gen2×1」の規格は最大10Gbps、「USB3.2 Gen2×2」の規格は最大20Gbpsでの転送速度に対応していますが、こういった規格に対応した製品でなくても最大5Gbps規格対応の製品でも十分かも知れません。

10Gbps以上の規格に対応した製品は、5Gbpsの規格の製品と比較して高価であることがその根拠です。

また、こういった高速な通信規格が活きるのは大容量データを扱う方やSSDを使う方です。
文章や写真が中心であれば、5Gbps規格の製品でも十分速くデータのコピー・移動が出来ます。
SSD以外の外付けストレージはそもそもの速度が遅いため10Gbps対応規格の製品を買ってもあまり意味がないと言えます。








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