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インボイス(適格請求書)の発行

インボイス制度

 令和5年(2023年)10月1日からいよいよインボイス制度が始まります。
「インボイス」とは、事業者間でやり取りされる消費税額等が記載された請求書や領収書のことで、事業者が消費税の納税額を計算する際に必要となるものです(個人消費者はインボイス制度の対応は必要ありません)。

出典:政府広報オンライン

インボイス(適格請求書)

 インボイスは、売手から買手に対して正確な適用税率や消費税額等を伝えるために消費税額等が明記された請求書等をいいますが、具体的には、現行の請求書(以下「区分記載請求書」といいます。)に一定の記載事項が追加されたものになります。区分記載請求書の記載事項は、次のとおりです。

出典:政府広報オンライン

中小企業のインボイス対応

私たちが相談を受けている中小企業の対応状況は、以下の通りです。

  • インボイス制度に登録し、専用ソフトも導入済(11社)

  • インボイス発行のシステム対応は検討中(5社)

  • インボイスはゴム印で対応する予定(1社)

  • 今期はインボイス登録の予定なし、来年検討する(2社)

  • インボイスって何ですか?(3社)

インボイス(適格請求書)発行に対応する一番良い方法は、これまで請求書を発行していた販売管理システムのカスタマイズ、又は乗り換えです。
 しかし、導入から10年以上使用を続けているレガシーなシステムでは、簡単なカスタマイズでもウン十万円の費用を請求されることが多いので、費用対効果の点でカスタマイズに躊躇している会社さんもありました。

 相談を受けた内容で一番びっくりしたのが、これまでの請求書に必要記載事項の「ゴム印」を押して手書きする、という対応でした。
 これは、事務処理の2度手間(入力と転記)、3度手間(転記内容の点検)という非効率な仕事が生じます。2度・3度手間の非効率な仕事のコストを仮に請求書1枚当たり500円としたら、月300枚の請求書発行で約150,000円の埋没コスト(見えない費用)が発生します。
 毎月それだけの埋没コストを掛けるのであれば、50万円の費用でも約3カ月で元が取れるので素直にカスタマイズ費用を出した方が、みんなが幸せになれると思うのですが。

請求書発行アプリの紹介

 旧い販売管理システムをカスタマイズする、乗り換える、という選択肢以外にインボイス(適格請求書)を発行する機能のあるアプリを利用する、という選択肢もあります。

INVOY
INVOYは、請求書発行の発行から入金管理まで素早く簡単にできるクラウド型請求書プラットフォームで、基本機能は「無料」で利用可能です。

 事務処理は2重入力となりますが、マスター登録と自動計算で省力化出来ますので、ゴム印+手書きよりはるかに効率的です。

 目安として、月に発行する請求書が50枚以下の企業であれば、事務員1名とINBOYで請求書発行と入金管理が出来ます。

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