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アプリ内メッセージを利用し、プッシュ通知の許諾を促す 〜 プッシュ通知非許諾ユーザーにのみアプローチする方法 〜

プッシュ通知非許諾ユーザーに許諾を促す、アプリ内メッセージの活用例を紹介します。

施策概要

プッシュ通知を受け取らない設定のユーザーに対して、アプリを起動したタイミングでアプリ内メッセージを表示し、プッシュ通知を受け取るメリットを伝えてプッシュ通知の許諾を促します。

レポートからプッシュ通知非許諾ユーザーのIDをダウンロードし、IDを指定してセグメントを作成することで、非許諾ユーザーにのみアプリ内メッセージを表示できます。

💡 施策のポイント

プッシュ通知非許諾ユーザーに限定することで、許諾しているユーザーに対して関係のないメッセージを表示せずに施策の実施が可能です。

3ヶ月に1回や半年に1回など、適度な間隔をあけながら定期的に実施することで、ユーザーへの過度な強制にならず、定期的に許諾するタイミングを作り出せます。

また、複数の訴求でメッセージを作成し、ABテストを繰り返して許諾率の高いメッセージを見つけることで、許諾率を高めることができます。

📖 実施手順

  1. プッシュ通知を受け取ることによる、メリットやベネフィットを書き出す

  2. 上記をもとに、アプリ内メッセージで使用する画像を作成する

  3. 誘導したいリンク先を確認する

  4. アプリ内メッセージの表示タイミングを決める

  5. レポート > ユーザー内訳 > プッシュ受信許可グラフの「拒否」をクリックし、iOSとAndroidのプッシュ通知非許諾ユーザーのIDをダウンロード
    する

  6. iOSとAndroidのユーザーIDを一つのファイルにまとめ、ファイルをアップロードしてID指定セグメントを作成する

  7. アプリ内メッセージを作成する

アプリ内メッセージを表示させるトリガーについて
アプリ内メッセージは、指定したイベントをトリガーとして表示されます。表示させたい場所によっては、カスタムイベントの実装が必要です。
例)「アプリを起動してホーム画面を開いた」というイベントは実装が必要


📲 施策例

3か月に一度、プッシュ通知非許諾ユーザーに対して、アプリ内メッセージを一度だけ表示する場合の施策例

  • セグメント

    • 施策実施時にレポートからダウンロードしたユーザーIDをアップロードして、ID指定セグメントを作成

  • 累計の配信最大回数:1回

  • 1日の配信最大回数:1回

  • 起動トリガー:ホーム画面表示イベント

配信期間について
配信期間は最長で180日間です。そのため、継続して施策を行うには、再度アプリ内メッセージの作成が必要です。
このフォーマットを使用して新規作成」をすると、内容をコピーして新規作成できます。


📊 評価指標

以下のレポートで各数値を確認し、施策を評価できます。

  • アプリ内メッセージ

    • ボタンクリック率(= ボタン1 or 2押下ユーザー数/閲覧ユーザー数)

    • KPIイベント達成率

  • ユーザー数推移

    • 有効ユーザー プッシュ通知許諾率

KPIイベントに設定するイベントについて
プッシュ通知の許諾状況の変化や位置情報の許諾状況に変化があった場合、「_update.status」のイベントが発生します。このイベントをKPIイベントに指定いただくと、ある程度の効果測定が可能です。
※位置情報の許諾状況の変化などでも発生するイベントのため、上記イベントの発生数=プッシュ通知を許諾してくれた数にはならない可能性があります。

🔍 各機能の使い方