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アプリ内メッセージを利用し、新規ユーザーにプッシュ通知の許諾を促す

新規ダウンロードユーザーのプッシュ通知許諾率を改善する、アプリ内メッセージの活用例を紹介します。

施策概要

アプリを初めて起動してから数日経過したユーザーに対して、プッシュ通知を許諾することによるベネフィットを訴求するアプリ内メッセージを表示し、プッシュ通知の許諾を促します。

すべての新規ユーザーに表示するため、「プッシュ通知を受け取る設定になっていますか?」など、すでにプッシュ通知を許諾しているユーザーに表示されても違和感のないメッセージが望ましいです。

💡 施策のポイント

離脱の少ない初期段階でプッシュ通知を許諾してもらうことで、アプリ継続率の向上にも繋がります。

アプリ内メッセージで表示する内容は、違う訴求、違うクリエイティブを複数用意し、ABテストをしてユーザーに刺さるメッセージを模索することで、許諾率のアップが期待できます。
「限定」「お得」「最新」などのパワーワード以外にも、プッシュ通知許諾ユーザーの声を収集して訴求に反映するなど、さまざまな視点で訴求を考えてみてください。

📖 実施手順

  1. プッシュ通知を受け取るメリット・ベネフィットなどを書き出す

  2. 上記をもとに、アプリ内メッセージで使用する画像を作成する

  3. 誘導したいリンク先を確認する

  4. アプリ内メッセージの表示タイミングを決める

  5. アプリ内メッセージを表示させるセグメントを作成する

  6. アプリ内メッセージを作成する

アプリ内メッセージを表示させるトリガーについて
アプリ内メッセージは指定したイベントをトリガーとして表示します。表示させたい場所によっては、カスタムイベントの実装が必要です。
例)「アプリを起動してホーム画面を開いた」というイベントは実装が必要


📲 施策例

初めてアプリを起動してから31日以内かつ、7日以上経過しているユーザーがアプリを起動したタイミングで、アプリ内メッセージを表示させる場合の施策例です。
アプリの利便性を感じているタイミングで許諾を促すために、初回起動からメッセージ表示までの期間を空けています。

  • セグメント:初回起動後8日目〜31日目ユーザー

    • 「初回起動」を過去「30日間」で「1回」実行した AND 「初回起動」を過去「7日間」で「0回」実行した

  • 累計の配信最大回数:1回

  • 遷移先:「遷移先指定」を選択し、設定画面へ遷移するURLを設定

  • 起動トリガー:ホーム画面表示イベント

配信期間について
配信期間は最長で180日間です。そのため、継続して施策を行うには、再度アプリ内メッセージの作成が必要です。
このフォーマットを使用して新規作成」をすると、内容をコピーして新規作成できます。


📊 評価指標

以下のレポートで数値を確認し、施策の評価ができます。

  • ユーザー数推移

    • 有効ユーザー プッシュ通知許諾率

  • アプリ内メッセージ

    • アプリ内メッセージボタンクリック率(ボタン押下ユーザー数/閲覧ユーザー数)
      ※遷移先に設定画面を設定したボタンの押下ユーザー数を参照

ボタンクリック率のみ改善している場合
ボタンクリック率が高いものの、プッシュ通知許諾率があまり上がらない場合、設定画面での変更方法でつまづいていることが考えられます。変更方法がわかるような画像にしたり、変更方法を説明するお知らせを用意したりするなど、取って欲しい行動を明確にすることでプッシュ通知許諾率が上がる可能性があります。

各機能の使い方