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「縁」と「Restart」

こんばんは、えーぴーでございます。
さて今日は我が地方共有馬に新たな1頭が加わったことをご報告致します。
新しく入ったのは、ディザネイション(牡3歳)です!

さてこちらのディザネイション、いつものYGG地方オーナーズの・・・募集馬ではありません。
今回とある縁と言いますか、ある一個人の方が共有募集をされているところをTwitterで流れてきたのを見て共有を申し込みました。
その経緯から追って話したいと思います。

まず先週火曜の話になります。この時期のサラオクは非常に出品頭数が多いです。
なぜなら中央競馬の3歳未勝利戦が終わる時期であり、そこで勝てなかった等様々な理由で出品される馬が多くなります。
そして購買側が狙う馬の一つの種類として「0賞金組」という括りがあります。(正しい呼称はありませんが僕はそう呼んでいます。)
本賞金0円=中央競馬在籍時に1度も5着以内に入れなかったことであり、地方競馬ならば輝ける可能性を秘めていることもあります。
その0賞金組をチェックしていて、「この馬たちのどれかをYGG地方オーナーズが落札したら共有申し込みしよう」と自分の中でリストを作っていました。
そして木曜夜、オークション終了後リストアップした馬を確認していくも残念ながらYGG地方オーナーズの落札はその中に無く、その日は寝ました。

翌日の夜、Twitterをチェックしているとある情報が流れてきました。
「ディザネイションの共有者を募集しています」
ディザネイションは自分がサラオクでリストアップした1頭だったので、その場ですぐ検討に入りました。
知り合いの馬主さんにも相談し、状態面の情報を聞いていただきました。(その節はありがとうございました)
特に問題ない事を確認してすぐに共有の打診、無事申し込みは受理されました。

そのディザネイションを落札し、共有募集をされたモリケンさんのページを貼っておきます。
https://ameblo.jp/moriken1009/entry-12695865146.html
モリケンさんは1歳の秋にはディザネイションに既に会っており、心の愛馬として応援していましたが今回落札をされました。
ディザネイション自体はまだ2戦しかしていません。と言いますかデビュー自体も今年7月、色々頓挫したことによりこの時期になってしまったそうです。
脚元に不安はややありますがそこが良くなって、かつレースを覚えていけば勝てると思います。
余談ですが、モリケンさんとは既にYGG地方オーナーズのとある馬で共有をご一緒させていただいてた、というのを後で気づきました。

またこの馬の父はヴィクトワールピサです。
以前角居調教師の引退の際の記事に書いた通り、ヴィクトワールピサは「勇気を与えてくれた1頭」として書きました。
https://note.com/apossan/n/nae219fa13dad#yIojs(その時の記事です)
思えばヴィクトワールピサ産駒でこれという馬がおらず、出資する機会もなく、気づけばピサ自身がトルコに行ってしまい出資叶わずかと思いましたが、
こういうチャンスをもらったので行くしかないと思い、出資どころか共有という形になりました。

そして先ほどのモリケンさんの記事でもう一つ。
この馬は笠松・田口厩舎に移籍予定となっています。
これを読んでいる方には説明不要と思いますが、笠松は様々な不祥事があり、来週から競馬が再開されます。
はっきり言えば、僕は主催者に対しては言いたいことはあります。
解決してない問題があります。発表すべき事もあります。
しかしそれでも競馬に「真摯に」向き合っている方を、このまま見捨てるわけにはいかないのも一競馬ファンである僕の思いでもあります。
今日この記事を書く数時間前に笠松所属の渡邊騎手が「決意と覚悟をもって」勝負服変更の発表をしました。
あえてここで詳細は書きません。見ていただいたらわかると思います。
このように、真剣に「Restart」に臨む人々を応援したい思いもあります。

馬も人も「Restart」
そして10年前から始まった「縁」が繋いだこの馬との出会い、共有者との出会い。
ゼロから初めてどこまでやれるか、クラブを介さない新たなチャレンジに僕も楽しみです。

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