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妻と帽子を間違えた男:オリヴァー サックス

古い本だけど有名だし、タイトルインパクト強いしで読んだ。
1個前で脳科学の知識を頭に詰め詰めしたので読めるといいなと思いながら読んだ。

物語的な症例報告集で面白いなって思ったし、方向性はつかんだけど好みじゃないかも…が、前書きを読んだ感想。「まちがえる脳」で否定されていた話も書いてあったしね。

これは時代的なこととか大衆的な文章になってることを考慮するとしょうがないのかな。読まずに終わるのもなぁ…ってタイトルになってる話だけ読んだ。知らない実験の話や、明らかにおかしいのに明らかなところ以外は問題がないことの薄寒さは感じた。これこそ脳のバグなので適切じゃないけど、人間的なホラーだね。本人に自覚がないことや、周りが変な行動に慣れて「普通」になっちゃってるのも怖いなってなった。因習村じゃん。まぁそんな感じ。創作で作ったキャラの設定がまんま最初の話の男でびっくりした。哲学的ゾンビをイメージして作った子だったんだけど、うまく説明できずにいたから。

解説本というか、説明文というか、新書的なものが続いてちょっとおなかいっぱい。ものによるんだろうけど、最近はがんばって読む本が続いたな。
また読みたいって思ったら読む。

おわり


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