昔ながらの風習と、お盆休みの過ごし方
命日が盆に近いと周忌の法要と盆の法要まとめてやるライフハックがあるらしいですよ
よくある言い伝え
霊柩車を見かけたら親指を隠さないと親の死に目に逢えない、みたいなやつです
とりあえず不吉なもののたとえに親の死に目を出すのよくないですよ、現代だと普通に炎上します
個人的には現代までわざわざ残ってる言い伝えには何かしらの含蓄というか教訓めいたものが混じってると思ってます
例えば
「苦髪楽爪」→忙しい時には髪を切る暇がなく、楽してる人は爪を切らなくても支障がない(家事とか?衛生的にね)
「夜に爪を切ると親の死に目に(ry」→暗い中爪を切ったら危ない、あるいは燃料無駄遣いするなとかそういう
「厄年」→よく言われてるけど、男性は仕事、女性は出産みたいに人生の転機になる歳が違う
みたいに
人が死ぬということは
宗教を問わず人が亡くなったときはその死を悼む期間を設ける、みたいな風習があると思います
死者の霊を慰めるため、死という穢れを祓うため、とか色々理由付けがされています
何を信じるのかは各々に任せるとして、ここではやっぱり現実的な効用の話を
人の死というものはきっと私達が思っている以上に大きな出来事で
それを受け入れるにはそれはもう大きなエネルギーが必要で
でもきっと、そのためにするべきことは楽しいことで予定を埋めたり、大騒ぎして気を紛らわしたりすることではなくて、長い時間をかけて、静かに、少しずつ悲しみを癒していくべきなのだと
先人たちはそう今の私達にアドバイスしてくれているのだと、そう思っています
故人の眠る墓石に手を合わせて、もうこの世にはいないことを静かに受け入れることも
法要の場で故人を思い、時には涙を流すことも
もしかしたら荼毘に付すことも、故人の身体とともに未練を断ち切るための儀式なのではないかとすら思います
お盆休みの過ごし方
少し前の金曜ロードショーでディズニーの『リメンバー・ミー』を観ました
とても好きな映画で観るのも何回目かなんですが相変わらず涙無しには観られない映画です
内容については割愛しますが、家族の大切さと、亡くなった人との思い出はずっと自分達を見守ってくれている、といった映画だと思ってます
日本のいわゆるお盆の間の話と思ってもらえればいいです
お盆休みに実家に戻って墓参り、といった方々も多いと思います
家族とほんの少しでも故人の話をすることで癒える悲しみもきっとあるとは思います
加えて、墓参りじゃないにしろたまには故郷に帰れよ、家族や昔の友人もいいもんだろ、と風習が語っているような気もします
自分の話になりますが、もうこの歳になると新しい人間関係を作るのも消費カロリーが高くなってくるものです
ありがたいことに今残っている縁は少しでも大事にしたいなと、そう思う猛暑のお盆休みです
ところで
あんまりインターネッツにクリティカルな本音を垂れ流すなと言っていたのはどこのどいつだ
おわれ
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