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飼い猫ハクの物語

ハクは人間なら69歳、猫歳では13歳、飼い主と同年齢
保護猫だった 飼い主はヒマラヤン ペルシャ 犬ならビーグル 柴犬 パピヨンと血統書ばかり飼って見送って来たが、ハクはひょんなことから譲り受けた保護猫だった

保護した家の人は、庭先に現れたハクを発見して飼ってくれる人を探していた 先住猫がいたからである
 ハクは私の元へ来た
生後三ヶ月位だっただろう
サバトラの可愛い猫 愛くるしい男の子だった ハクと名付けたのは娘 雰囲気がハクだったから ハクは十日したら、二階の私の部屋のベランダに出て、雨樋をつたわって脱走した とても心配したが三週間して、ガリガリになって玄関から帰って来た
 ひもじかったのであろう、可哀想に、玄関の方から私を呼ぶニャーニャーニャーが聞こえて、驚いて彼を中に入れた
それ以来、片時も離れずに、私とハクは一緒にいる 寝るのも同じベッドの片隅にいる
とても癒やしてくれる存在である 
 私が入院した時は娘と孫が預かってくれた そこにもノアという同い年の雌猫がいる
ハクがノアを好きで、ノアはハクにツンデレしている しかし並んで寝るほど仲良しではある
 これから何年生きてくれるかわからないが、なるべく長生きしてほしいのは言うまでもない
 愛しいハクを愛しています


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