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独自フォントを持っている企業まとめ

apollog

メルカリさんの独自フォント発表以来、独自の書体を持つ企業が増えてきるなぁと思っていたところ、安藤さんのツイートをみて、独自フォントを持つ企業ってどれだけあるのだろうと思ってざっと調べてみた。

1.Apple

フォント
San Francisco
背景・目的
Helvetica Neueがシステムフォントとして利用されていたが、10px以下で非常に小さく表示したり、フィルターなどを使い加工をすると、非常に読みにくくなってしまうというデメリットがあり、代わりにシステムフォントとして採用されたフォント。
参考
Apple の新フォント San Francisco の秘密

2.Airbnb

フォント
Airbnb Cereal
デザイン
Dalton Maag
背景・目的
オンラインとオフラインでのブランドアイデンティティ統一のために作成された。可読性を確保しつつ、ブランドの区別やスケーラビリティに焦点が当てられている。
参考
Airbnbが新しいフォント「Airbnb Cereal」を発表

3.Netflix

フォント
Netflix Sans
デザイン
Dalton Maag , Netflixデザイン部門（Tanya Kumar , Noah Nathan）
背景・目的
新たなフォントを開発することは我々自身やブランド哲学にさらなる独自性を与えるだけでなく、数百万ドル規模のコスト削減にもつながると説明。
参考
Netflix が数百万ドル規模のコストカットに繋がる独自フォントを開発

4. Mercari

フォント
Mercari Sans
デザイン
Akira Kobayashi
背景・目的
・ ブランドイメージの統一を図る
・ 一貫した「メルカリ」らしさの醸成
・ 上記を実現するためのデザインへの投資
参考
【前編】メルカリオリジナルフォント「Mercari Sans」の制作舞台裏、全部伝えます。

5.楽天

フォント
Rakuten Font
デザイン
Dalton Maag , 佐藤可士和
背景・目的
既存のブランド資産との一貫性を保ちながら、新フォントを用いることで、グループサービスの多様性とそれぞれのユニークさを柔軟に表現。
参考
楽天、グローバルフォントのデザインを一新

6.Google

フォント
Roboto
デザイン
Christian Robertson

7.Microsoft

フォント
Segoe UI font family
デザイン
Steve Matteson
背景・目的
FacebookやInstagramでも使用されている、Microsoftで使われているフォント。Segoe自体はMicrosoft社が開発したものではありませんが、フォントのライセンス競争の末に、最終的にMicrosoftの標準フォントに。

8.YouTube

フォント
YouTube Sans
デザイン
Saffron , YouTubeチーム
背景・目的
「YouTube TV」(日本未公開)を立ち上げる際に制作。

9.Samsung

フォント
SamsungOne

10.IBM

フォント
IBM Plex


独自フォントを作ることで、企業の歴史やアイデンティティを表現できて、ブランドの差別化を図ることができたり、フォントを利用するライセンス料もかからないというコスト削減面でのメリットもあることがわかった。

肌感として、独自フォントを作るタイミングは一通りのブランディング手法を終えてからの最終のまとめとしてのものという印象がある。

自分も中小企業のブランディング案件に関わるひとりとして、学び取り組んで行く必要があると感じている。

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