アポロnote NO.1 〜ANA動画選考の攻略法 客室乗務員編〜

こんにちは、アポロ(@Apollo_biz)です。
大手航空会社に総合職として10年ほど勤めているアラサーの男です。

人生が豊かになるメディア『アポログ』も運営しておりますので、ぜひチェックしてみて下さいね。

アポログ:https://jinseikakumei.com

いつもTwitterではお世話になっております。

さて、僕が今回noteを書こうと思った理由なんですが…


・就職に関する質問が非常に多い。1日10通ほどご連絡を受けております。

・想いは強いものの、自分の良さをアピールするのが苦手な就活生が多い。もったいない。

・航空業界って、イメージと実態がかなり違うので、そのギャップに苦しみ、早々と辞めていく者が多い。可能な限り、このギャップをなくし、ハッピーに働いて欲しい。

このような想いがあったからです。


まずは第1回ということで、最近話題になっている「ANA 客室乗務員 新卒採用 〜動画選考の攻略法〜」について、書き綴ってみようと思います。

他職種については、後日発行しますね。


さてさて、今回のnoteですが、以下のような章立てでいこうかと思います。


①60秒という時間の使い方
②見た目、服装はどうすべきか
③具体的戦略


それでは、1つずつ見ていきましょう。


【60秒という時間の使い方について】

60秒。
短いですね、とても笑

少し調べてみたのですが、人が60秒で話せる文字数は300字程度のようです。聞き手の心地よさまで考えると、これくらいが妥当かな。

ここで考えてみましょう。

・本当に学部名って言う必要ある?
・学年も伝える必要ある?

なぜ、このようなことを言うのかといいますと、時間が60秒しかないからです。

僕なら、「大学名+名前+宜しくお願い致します」程度に納めるでしょう。


担当者は履歴書も手元にあるでしょうから、FACT(=事実)を伝えることに時間を割く必要はないと考えます。
言葉を選ばず言いますと、無駄なんです。


つまり、履歴書に書いていない、いや書ききれていない貴方のストロングポイントを残りの時間で伝えるべきなのです。


この時間を最大限確保するのがコツですので、FACTを伝える時間は5秒程度に抑えたいですね。
(何も考えずにダラダラ喋る人は、FACTを伝えるのに10-15秒は掛かるはずです。差がつくところですよね。)


よって、一度整理をしますと、「55秒間で貴方のストロングポイントを最大限伝えること」が重要なのです。

まだ難しいことは言ってません笑
しかし、ここが55秒なのか、45秒なのかは大きな違いであるのは明らかでしょう。


そして、55秒の組み立て方について言及します。
大きく2パターンあると考えています。


◎戦術①  強みを2-3個、端的に伝える
◎戦術②  強みを1つに絞り、長めに伝える


これらについて正解はありませんが、僕は断然②を推したいと思います。

①であると、強み1つにつき15-20秒で語る必要があります。
やってみると分かりますが、めちゃくちゃ薄い話になります。
「The 平凡人」が出来上がるのです。
僕もさっき試しましたが、これで自分をアピールするのは厳しいですね。


一方②ですが、55秒あれば「結論+具体例」をアピールすることが出来ます。
実はこの設問において重要なのは、「具体性」なのです。


担当者はその日に何百人もの動画を見るでしょう。
そうすると、平凡かつ抽象的なものはどうしても飽きてしまいますよね。
(自分が担当者になったつもりで妄想してみて下さい!)


こう考えると、②の戦術を取った方が賢明であることは理解出来たのではないでしょうか。


さあ、続いて2点目「見た目・服装について」にいきましょう。
長くなってきましたので、一度休憩してもらって結構ですよ。


見た目、服装はどうすべきか

これも悩みますよね笑
なんなら、「指定してくれた方が楽!」とさえ思います。

まずは「服装」からいきましょうか。

僕の答えですが、「こだわりすぎる必要はない。また、服装によって選考結果が大きく変わることはない」といった考えです。

もちろん、常識外れの服装はOUTでしょうが、常識の範囲内の服装であれば問題ないと考えます。


「じゃあ、どうするか?」なんですが、僕なら上で述べた「自分のアピールポイントを最大限アピール出来る服装」にします。

(例)
・真面目さ、勤勉さ→スーツ
・明るさ、親しみやすさ→私服


この理由なのですが、「エアラインは人の内面を見て採用する」からです。
よく考えて下さい。
CAやGSは大半の時間を接客に使います。(もちろん保安要員でもありますが)


接客というのは、その人の内面そのものが出ますので、会社としても採用時には徹底して内面を見抜く必要があるのです。


そう考えますと、服装というのは最も大事なポイントではなく、実は自己アピールと一致していることが重要であることがお分かりいただけるのではないでしょうか。

・常識の範囲内
・清潔感
・自己アピールとの一貫性

この3点を意識すれば良いでしょう。


また、「見た目」に関するアドバイスは2つございます。


①なるべく顔全体が見えるように、前髪を上げる
②体調の良い日に撮影する


まずは「髪」ですね。
細かな決まりはありませんが、出来るだけ「顔がはっきり見える」ようにして下さい!

担当者は貴方のことを知りません。
ほんの数分で、合否を決める必要があります。
そうした時に大切なのは、「顔がはっきり見える」ことなのです。

機内のCAさんを見ればお分かりでしょうが、皆さん髪をアップにしてますよね。
顔をはっきり見せることは、安心感につながり、受け手の警戒心を拭う効果もあります。
ぜひ覚えておいてほしいことです。


もう1点は、「体調」ですね。
ずばり、「顔色」が良い日に撮影しましょう。

大学生なので、テストがあったり、カラオケでオールをすることもあるでしょう笑

寝不足ですと、顔色が白くなったり、青ざめたりしますよね。
会社は、「機内で明るく振る舞うCA」を採用したいはずです。

・撮影前日は最低8時間睡眠
・顔色がよく見えるメイク
・顔色がよく見える光の当て方

このあたりは注意し、BESTを尽くしましょう!


具体的戦略

最後は、戦略の話です。
簡単に言うと、「どういう形で私をアピールしようか」ということですね。


初めに断りますが、変なことはしなくて良いです笑
CAに求められる素性を考えたら分かることですが。

・明るさ
・健康体
・胆力
・機転
・繊細さ

大切なのは、「ありのままの自分を1番良い形で見せる」ことです。


よって、これも戦術は大きく2つかなと思います。

◎戦術①
自分の圧倒的な強みをアピールする。
自分の強みを箇条書きにし、うまく1つに集結させる。
集結できない場合は、順位をつけ1番の強みを。

◎戦術②
自分の弱みを克服したことをアピールする。
自分の弱みを赤裸々に伝えつつも、こうして克服してきたということを伝える。


これはどちらでも良いかと思います。

①は王道。
②は変化球。
といったところでしょうか。


②もやり方によっては、面白いと思うんですよね。
CAという職業柄、弱みを見せたり、失敗こそすぐ報告する必要がありますから、「正直さ」という素性はとても重要になってきますので。

①②、どちらが自分をアピールしやすいか考えてみて、選択すると良いでしょう。


長くなりましたが、これにてあぽろnote NO1を終えたいと思います。

・面接官はどこを見ている?
・現役CAからのアドバイス(実際の対談の模様)
・エアラインからのキャリア

この辺りは続編として書き綴っていきますね。
これからも、宜しくお願い致します。





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