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トラックと重機運送車の「床の違い」

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今日出荷の「重機運送車用床板」です

重機運送車の荷台には木製の床板が設置されています

「下地の鉄板を保護する」という役目と「重機・荷物が滑りにくい」という意味で木材が使われています

当然、その木材には「大きな荷重に耐えられる」「雨に強い」が求められます

そこで昔からこの場所には「アピトン」という超硬質木材が使用されているんです

写真の板も「アピトン」で製作された板と角材です

※角材は重量物の下に敷く緩衝材です

アピトン板

このようにアピトン板を貼っていきます

重機運送車用のアピトン板はトラック用のフローリングタイプ(凹凸有り)と違って凹凸無しの板タイプなんです

これは重量物が一点にかかることが多いので「しなり」が大きく出ることに関係しています

フローリングタイプだとある荷重を超えると「しなり」から「割れ」に移ってしまう事があります

これは隣同士が支え合う構造になっているのでそこを改善する為に、板タイプが重宝されています

板タイプだと隣同士が干渉しないので大きくしなりが出ても大丈夫です(大きすぎるとダメですが)

デメリットとしてはお互いを抑え合っていない分、反りが出やすいことです

しかし重機運送車の場合、キャタピラのある重機や超重量物を乗せるので、話を聞く限りではそこまで床が平らであることに大事さは無いとのことです

平らであることを重要視される方はフローリングタイプの方がいいと思います

同じトラックでも乗せるものや使用環境によって製品も最適な形状のものを選択して頂ければと思います

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