日記でGO 5月26日
5月26日
何時だか覚えていないが、我が家で起床す。
歩いて令和の女の家まで行き、DVDで『ゲーム・オブ・スローンズ』を見ようと思っていたが、何気なく開いたyoutubeで面白そうな動画を発見してしまって悩んだ。津田大介と東浩紀が愛知トリエンナーレについて語る、というもので、ニコニコ動画からの転載らしい。六時間以上かけて全部見てしまう。で、寝てしまう。
13時過ぎに再起床す。令和の女と車で名瀬まで出かけ、ファミレスで食事をした。私はチキンステーキとビーフステーキで、彼女はカレードリア。
話は前後するが、名瀬に向かう車内だったと思う。以下に記す話を令和の女がした……と、ここからその話を書こうと思っているのだが、書く前に、まずは数式でその概要を表そうと思う。
9−2=3
「「9」は実ったミニトマトの数である(令和の女はテラスでミニトマトを栽培している)。「2」はオサメ(私の名前)さんと私(令和の女の自称)が食べた数である。「3」はいま現在あるミニトマトの数である。9−2=7のはずで、3とは如何に。これはずいぶんおかしな話だと思うが、どうか?」
と、令和の女は問いかけた。
「9−2=7である。しかし、いま、3個しかミニトマトがないということは、7−3=4の計算式をまずは立てるべきであり、つまり4個のミニトマトはどこかのだれかに食べられたかどうにかされたのだろう。9−2−4=3」
と、私は答えた。
「だれが?」
「だれが、とはどういう意味か?」
「どこのどいつがミニトマトを4個も食べたのか、という意味だが、貴様心当たりは?」
「ない」
と、このような会話をあらためて読むとわかる通り、私は令和の女に完全に疑われていた。
私が、ミニトマトを、令和の女に内緒で、4個も食ったと、私は、令和の女に疑われていた、ということである。
心外にもほどがある。確かに私はミニトマトが死ぬほど好きだし、確かに私はミニトマトの栽培所であるテラスを喫煙所と定めている。私は酔うと頻回に喫煙するし、ということは頻回にテラスに出るということであり、そのとき令和の女は私の喫煙姿を窓ガラス越しにしか捉えられぬ。私を疑うにはうってつけの条件が揃っている。状況証拠は充分にあろう。がしかし、それでいいのだろうか。
続きは明日の日記に書く。
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