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【Assetto Corsa】不憫なランサーWRC05に幸あれ!WRカー乗り比べ!!

どうも、岡田です。

今回は久しぶりにIPeS以外でのアセットコルサ記事で、ふと思い付いた2000年代WRカー乗り比べ企画です。

■企画の経緯

昨日ココイチのカレーを昼に食べた帰りに、ふとツタヤに寄ってこんな本を買ってきたんです。

「RALLY CARS vol.29 三菱ランサーWRC04/05」

歴代のラリーカーの歴史を特集してるRALLY CARSはちょいちょいチェックしていて、これまでもエボ1~3特集とギャランVR-4特集は購読してましたが、今回は三菱WRC活動最期のマシン・ランサーWRCの特集。

言うてランエボ乗りの端くれとして、このランサーWRCがいかに残念なラリーカーなのかは知っているつもりでしたが、この本を読めば読むほどに改めて涙が出そうなほど悲しくなります。

・Gr.A規定に拘り市販車へのフィードバックを優先した故の、WRカー規定への乗り遅れ…。
・派閥があって一枚岩にならないチーム…。
・WRC参戦チームの中で2番目に少ない予算…。
・マキネンが抜け「あの三菱に入れる!」とウッキウキで加入したら、散々な車で走らされるドライバー…。
・コストダウンが図られる06年規定を先取りして05年を戦い、相対的に06年は強くなるはずが不祥事絡みがキッカケで05年限りで撤退…。
・継続契約したドライバーのジジ・ガリ&ハリ・ロバンペラは06年以後のシートが無く、実質引退…。

こんな無慈悲なラリーカーある?
そこにカタルシスはないのか??

このあまりに不憫なランサーWRCを、どうにか幸せにしてやれないものか…。

…シミュレーターの世界なら、勝てるんじゃね?

実はレーシングシミュレーターソフトの「アセットコルサ」には、そのランサーWRC05のMODが存在するのです。

今回の企画はコイツを、当時の並居るライバルと競わせ、勝たせる!

というものになります。

■コース紹介

今回の企画に使用するコースは、何となく探したら見つけた「Rally United Kingdom stage1」というコース。

その名の通りイギリスのラリーイベント「グレートブリテン」をイメージしたコースで、林道を抜け一部アスファルト路面もあり、終盤の高速セクションは車両を安定させるのが難しいSSステージです。

このコースで2005年辺りのWRCを戦ったラリーカーを乗り比べます。

ちなみに動画のR4仕様エボ9でちょっと練習した後に、各車一発録りで走らせてるため、めちゃめちゃミス多いのでご了承下さい。

■CITROEN Xsara WRC

1台目のライバルは当時のドライバーであるセバスチャン・ローブと共にこの時代のWRCを席巻したシトロエン・クサーラWRCです。

…実はアセットコルサのMODにこの型のクサーラWRCが見つからず、ラリークロス仕様にWRC仕様のスキンを入れてます(笑)

よって実は600馬力も出てますが、ブーストを30%にしてウエイトも200kg積んで走らせます。

機敏な挙動とラリークロス仕様故の鬼トルクでいかにもラリー強そうな走りをするクサーラですが…

ターマック路面でのフルブレーキで挙動を大きく乱してタイムロス!
簡易バリアを観客ごとなぎ倒してアタック続行します。

タイムは3分26秒082。
色々やらかさなければあと5秒は速かったと思われます。

セバスチャン・ローブはこういうミス、しないんですよ。

■Peugeot 307 WRC

2台目はプジョーのWRカー・307WRC。
2000年・2002年とWRCタイトル獲得した206WRCの後継車種ですが、実はコイツもなかなかのしくじり車で特にギアボックスは不良品じゃなかったことが1回も無かった程です。

なんだかパワー感に欠けますが、挙動はもっともマイルドで全開率も高い為乗ってて気持ち良く走ります。

しかし気持ち良くなりすぎで、終盤の左コーナーでコースアウト!

タイムは3分27秒183と、クサーラから約1秒落ちの結果に。

クサーラはテキトーにブースト落として、アタックは2台共ミスしてますが、意外に白熱したタイム差で笑う。

■SUBARU IMPREZA WRC

3台目はランサーの宿敵・ インプレッサ。
徐々にシトロエンに押されてはいましたが、2005年はまだどこかでペター・ソルベルグがローブを凌駕することもしばしばあった印象。

っていうか、2005年だったら鷹目じゃなくて涙目の型でしたね。
市販車が鷹目になったのが2005年だったんで、なんとなく鷹目で走ってしまった…。

ここまでの中では唯一4ドア車両がベースの為か、スライドを開始させると機敏すぎない挙動でコントロールしやすいです。

(車汚れすぎでは?)

ノーミスに近い走りでタイムは3分24秒104!

チャンピオンマシン・クサーラをおよそ2秒上回り暫定トップタイムを刻みました!!

■Ford Focus WRC 2010

続いてはフォードフォーカスWRC。
実はフォーカスは2003年〜2006年を走ったモデルのMODが無く、次のモデルである2007年〜のモデルをチョイス。

ちょっとズルい(笑)

念の為試走してみると、あまりに速過ぎた為ブーストを0%(実質ノンターボ)にして今回は挑みます。

ターボを外され明らかに元気が無くなったエンジン音ですが、やはり車両が新しくボディも大きいためコーナリングやジャンプ時に「ドッシリ」感があります。

タイムはなんとトップタイムだったインプレッサを4秒も上回る3分20秒120!

やはり「新しい」は、正義。

まあ当然ですが、僕自身の慣れも大いにあります…(笑)

■今回の主役・Mitsubishi LANCER WRC05

いよいよ今回の主役・ランサーWRC05の登場。
ライトポッド付きで気合いが違います。

今回買ってきたRALLY CARSで、このランサーWRC05に関わり散々打ちのめされた人々の思いを知ってしまったので、スタート前から気合いも入ります。

攻める、攻めまくる。
年式が新しくほぼズルしてるフォーカスのタイムを破るには、攻めてゆくしかあるまいて!

時に土手を駆け上がりながらプルプッシュするランサー!

残るは高速セクションのみ。
一番再現度高いんじゃないかと思われる4G63サウンドを響かせアクセルを床まで踏み込む。

終盤のジャンプスポットも全開で、アグレッシブにクリa…

ファ!?

うぉいうぉいうぉいうぉいーー!!

あり得ん程のジャンプで吹き飛んだランサーは横転は免れたものの、すっ飛んでゆき大いなるタイムロス…。

3分30秒280…

ちーん。

終。

■ランサーリベンジアタック

このままでは企画倒れなので、もう1度、もう1度だけランサーでアタックします。

1箇所だけ突っ込み過ぎてミスしましたが、それ以外はほぼノーミスの気持ちいい走りができて3分19秒266をマーク!

よし!ランサーWRCの無念晴らしたぞ!!
アタックやり直しで!😇

…そんな訳で、アセットコルサによるWRカー乗り比べ、如何でしたでしょうか。

基本的にグランツーリスモをプレイしてる僕としては、1本道のラリーSSが新鮮で楽しかったです。
ペースノートの大事さも改めて知りました(笑)

今回出てきたラリーカーやコースはこちらのサイトでMODが落ちているので、興味のある方は是非チェックを!

そしてこのRALLY CARS vol.29も、ランサーエボリューションWRCステップ1(エボ7の見た目のやつ)の頃からの三菱チームの苦闘が記されていて読み応えありますので、こちらも要チェックです!

今もランサーWRC05で地方ラリーに出てるおぢさんの話とかも面白いですよ(笑)


今回はそんな所で、終了。

岡田

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