【テイルズオブアライズ】クリアした感想&振り返り【ネタバレ抑えめ】

※ストーリー的なネタバレはほぼしませんが、戦闘システムについては具体的な術技等にまで踏み込みます。

テイルズオブアライズクリアしました。テイルズをプレイするのはヴェスペリア以来なので、10年来くらいのプレイになりますかね。

クリアしたときには今なお、エンディングを迎えたときの高揚感を感じました。ストーリーへの没入感にキャラクターの魅力や関係性も相まって、これで物語が終わってしまうんだなぁという寂しさも久々に感じたりしましたね。
こういう物語が深いゲームでは僕は2週目をプレイできません。関係性がリセットされてしまうところに非常に虚無感を感じてしまうので。。。アクションメインでストーリーが薄かったり関係性があまり変わらないゲームだと喜んでプレイするんですけどね。なので、今はクリア後要素を楽しんでいます。

システム面でも深みがありなんだか感動を持て余したので、感想や振り返りをつらつら書いていきます。

全体を通して

とりあえず今作で目を引いたのは以下です。

1.お金やSPはそれなりに節約が必要
2.回復行動の価値が高い(CP消費が激しい、体力/CPを回復するアイテムが高価)
3.雑魚戦はコンボゲーを踏襲、ボス戦は一新してモンハンやゴッドイーターっぽい
4.技の演出が短く、瞬間火力が高い術技が強い
5.ストーリーを進める上で取り返しのつかない要素が少ない
6.ファストトラベルが超快適
7.総じて戦闘演出がカッコイイ

全体的に評価は高い中で1~4は賛否両論がいわれてますが、僕は面白かったですね。ただ、4だけ戦闘面で一部キャラを殺す部分があり、かつ終盤にかけてダレてくる要素かも。

1, 2がかなり目から鱗で、むしろ従来のRPGの方が偏りがあったんじゃないかと思わされました。
特に従来のMP回復アイテムは、体力を何度も回復できるMPをこそ回復できるのに安すぎない?みたいな。マリオRPGでいうふっかつドリンクみたいなアイテム価格のデフレ感が修正された感じ。
「敵倒して手に入るのは金より素材だろ!」というのもなんだか納得してしまいました。ここら辺の世界観が再考されている感じが面白いなと思いました。
とりあえず中盤までは装備はアルフェンを優先、リンウェルは武器だけ変える、キサラは防具だけ変える。他は問題なければ替えない。回復アイテムも極力使わない、みたいな感じで節約してました。後半は多少余裕が出てきます。とはいえ不要な素材、防具、高価なアイテムを売れば総じて節約しなくても大丈夫な気はします。僕はエリクサー癖があるのでできませんが(ケチ

3, 4はやってる内に気づく訳ですが、序盤はSPを節約していて気づかなかったですね。それまでボス戦ではコンボを信じつつヒット&アウェイ気味にチクチクする感じでした。中盤後半にかけて技が増えてきて気づき始め、ダウンさせて大技連発する感じになってきましたかね。
ボス戦こそ賛否が多いと思いますが、後述しますが「戦って負けてみて対策を考えて臨む」姿勢でいると楽しくプレイできる気がします。
アライズ制作チームのプロデューサーがゴッドイーターと同じ方みたいなので、昨今のトレンドを狙った上で、似たシステム観も入っているように感じます。

5について、割と取り返しのつかない要素が少ないので、「攻略サイトを見ないと取り逃す」みたいな強迫観念をほぼ感じなかったのも楽しめました。イベント発生マークがマップで見れるので気付きづらい要素も少ないです。久々に先のわからないままゲームに没入してプレイしましたね。
RPGでこういうゲームって意外と珍しい気がします。システム面の親切さとプレイヤーがアクションに慣れないといけない部分の大きさがかなり神ってる印象です。

6については、ファストトラベルが快適すぎて、ある時点からファストトラベルできなくなるタイミングを意識してしまうようになっちゃいました。イベント進行後にマップ見ちゃう癖ができましたね。できなくなったら困ることもそんなに多くはないのですが、サブイベントができなくなりますからね。

7についてはさすがテイルズといった感じ。秘奥義、ブーストストライク、ストーリーに即した戦闘演出。UnrealEngineのグラフィックも相まって鬼に金棒感。

パーティ構成について

パーティ要員の役割の高さだけでいうと、以下かなと。

【必須】シオン
【固定】リンウェル、アルフェン
【埋め】キサラ、テュオハリム
【補欠】ロウ

僕はほぼ全て「アルフェン、シオン、リンウェル、キサラ」でした。アルフェン操作で勝てないボスや倒すのがめんどくさい雑魚戦はリンウェル操作。それくらいリンウェルが強い。
作戦で、アイテム消費を消し、回復は体力の75%以下でさせるように変更。
敵毎に構成を変えてもいいですが、固定した方がお金やCPを節約できます(ケチ
戦闘中でも参加キャラは変えられるので、たまにシオンが倒れたら一時的に離れているリンウェルをテュオハリムに変えてライフボトルも節約(ケチ

全キャラ共通で「AGアップ系、BGアップ系、戦闘不能回避」。前線キャラは「AG回復速度アップ系、ジャスト回避系」、後衛キャラは「詠唱短縮系」をとると吉かなと。余裕があれば「クリティカル時AG回復、ダメージアップ系」をとると爽快感が増えます。
操作キャラ変えてみると気づきますが、全員何かしら自操作でこそ強くなる要素がありますね。控えめなのはシオンくらいかな。

キャラ毎の役割について

シオンはヒーラーという役割がはっきりしていて、極論、遠距離から回復だけしていればよいのでパーティの中で特にオート操作に向いてますね。
スキルも「回復系、ブーストアタック系、下級術」だけ覚えていればよいのでSPの燃費がいいです。むしろ上級術や爆弾技取ると回復技の回転が鈍くなるので取らないか無効にするまであります。

リンウェルは戦闘システムとの相性に恵まれてますね。敵がのけぞらないなら遠距離で火力高い技打てばよい、かつ詠唱短縮が強すぎる。
「連携時」ではなく「連携するほど」短縮ですからね。下級術と同じ速度で上級術連発できる。連携はジャンプやステップ回避でつなげます。
これまたSP燃費もよく「詠唱短縮系、チャージ時短縮だけ覚えていれば足りるかなと。自分で操作するなら加えて「天槌、回避延長、空中回避、空中ジャンプ、AG回復アップ系」をとると使いやすくなり幸せになります。
詠唱移動やマジックチャージ威力アップは意外と不要。むしろチャージしておいて別の技連発する方が火力でます。ディバインセイバーを習得してからが本番ですが、弱点をつく下級術を連発してるだけでも強いです。最終的には開幕で天槌or下級術を連発、その後に雑魚戦ではメテオスォームorタイダルウェーブ、ボス戦ならディバインセイバーを連発。雑魚戦でも一人ずつ確実に倒したいならディバインセイバー。ディバインセイバーゲー。

アルフェンは初期技だけでそれなりに戦えます。中盤からボス戦用に「空破絶掌撃、轟覇斬、覇道滅封、フラムエッジ突破スキル」を取得。フラムエッジ短縮は不要。フラムエッジの仕組みを知っちゃうと溜めずにはいられなくなります。フラムエッジはHP1まで溜めるのではなく、HPちょい残しで止めて放つと、戦闘不能回避が生かせるのでお得。
最終的にブーストアタックでダウンさせて轟覇斬連発or空破絶掌撃→剛華爆炎陣に尽きます。
個人的に雑魚戦で好きなコンボは「通常攻撃→飛燕刃→昇竜刹→空中攻撃→円月→(円月or流星塵)→閃空翔裂破でダウン→轟覇斬連発orブーストストライク」
敵のダウン時はストライクゲージが減らず、轟覇斬でゲージもダメージも一気に増やせるのでオススメです。ちゃんとコンボも楽しめて一石二鳥。

キサラはガードとガードイグニッションしてくれているだけで生存率あがります。技はガードイグニッション技であれば何でもOKですが、たしか氷技が相手を凍らせた気がするので便利だったかもしれません。自操作なら反撃ダメージアップのスキルを取得すると役割を生かせます。

テュオハリムは、すごく惜しい。従来のテイルズなら強かったはずなのですが、コンボゲーでなくなったので技の振りの遅さが気になる。コンボゲーなら良いタイミングでのけぞらせてくれるんですけどね。
回復技があるので参加してくれると便利ではありますが、CPも枯渇するし、なにぶん近接攻撃があるだけに近接技無効にしてもオートで回復に専念できない。そのため今作では器用貧乏感がすごい。
自操作で生かすなら回復技と詠唱短縮があるのでリンウェルと同様の戦い方が安定します。天槌代わりにデーモンランチェ。上級術も連発できます。ただ属性攻撃力に突出しないので目に見えて強いわけではないです。一応たまに使うと技に動きがあるので楽しいです。初期技のテンペスタスが便利。

ロウは戦闘システムに恵まれない。。。アウェイクニング用にひたすら攻撃を避けつつ攻撃を当てる必要があるのに敵がのけぞらないので逆風すぎる。戦闘面で第一印象からブーストアタック要員になってしまう。
一応装備では一番恵まれていて、終盤でアウェイクニングスキルが揃ってくれば戦えないこともないのですが、大器晩成した頃には他キャラの役割も完成されてくるのであえて変える必要がないという。
投げ技があって気軽にダウンできれば評価は一転するだろうに、と思わずにいられないですね。テュオハリム同様コンボゲーができない故に、不遇なポジションにならざるを得ません。
配信者なら、難易度ハードで攻撃を避け続けるような魅せプレイができると映えると思います。あえてロウ一人で戦う縛りとか。

キャラの好みだけでいうと、一番好きなのはテュオハリム。ニヒルな感じがそそりますね。またあの声でボソっと格調高く話す感じがたまんないですよね。
あとシオンの2つ目の秘奥義のときの顔が迫力があって好きです。

ストーリーについて

珍しく攻略サイトを見なくても楽しめるゲームなので、ほぼ踏み込みませんが感想でさらっと書くと、

【良くいえば】敵との関係性も含めて人同士の信頼関係と自分を持つことの大切さを考えさせられるストーリー、心を打つセリフも多い
【悪くいえば】多感すぎて報連相に難ありの世代が集まったストーリー

悪くいえばの方は、キャラがそれぞれ抱える事情が事情なこともあるのですが、もどかしい感じもしましたね。
簡単に言っちゃうと深みがなくなりますし、こういう要素があるからこその没入感だったりもしますけれど。

ボス戦、スルド戦について

ボス戦は初見だと勝てないことも結構ありました。ゴリ押しで勝てそうでもグミ系を消費してしまうので、やり直してましたね(ケチ

最初から勝てる前提でいくと割とストレスかもです。モンハンみたいに敵の動きを覚えて回避しつつ隙を見てチクチクしていく。今作ではブーストゲージを溜めてアタックでダウンさせる。敵の覚醒中は特に距離をとって様子をみる。
負けたら装備を見直して、敵の動きに慣れて勝てるようになるのが楽しい。敵のHPの減りを見てあまりに勝てそうにないなら素直にレベル上げ。

このゲームは敵とのレベル差が難易度にかなり影響してきます。レベルが低いと、より敵が固く受けるダメージも痛いです。そして得られる経験値も高い。なので初めてボスと戦うと大体「一番レベルの高い雑魚 ≒ パーティの平均レベル < ボスのレベル」になるんじゃないかな。
レベル上げはどこでするかより、誰と戦うかですかね。その時点で一番レベルの高い敵と戦える場所で往復。ただ難易度ノーマルなら道行く敵と一回ずつ戦っていれば、あえてレベル上げが必要な敵は限られると思います。

早期購入によって料理でフルーツサンドが作れたり、DLCを買うのに抵抗がなければ高速成長パックがあると大分ぬるくなると思います。僕は買えないので試せてないですが(ケチ
(SP取得だけ倍になるなら楽しくなりそうなので買ったかも)

スルド戦の感想を一応名前は出さないでさらっと書くと、

【一人目】モンハンでいうイャンクック先生みたいな立ち位置
【二人目】秘奥義がゲームいちカッコイイ
【三人目】あらゆる意味で引き込まれる顔芸。戦闘スタイルにも本人の心情が表現されている
【四人目】ブーストストライクの専用演出が経緯的な意味で神ってる
【五人目】個人的にゲームいち楽しい戦闘

アクセサリーについて

進行中はアクセサリーはあまり重要視していなかったのですが、クリア後に各所でいわれていて重要性に気付きました。
オパールとかの属性ダメージ50%低減ってかなり強いですね。知ってれば序盤に低燃費で対策できたなと。

最終的に役割に突出したアクセサリーを作る感じですかね。終盤ではあえて素材集めなくても溜まってました。
アルフェンはフラムエッジ用に火属性強化、シオンはCP削減、リンウェルは詠唱短縮or属性攻撃力強化、キサラは反撃ダメージ強化orHP9999でなければHP強化、テュオハリムは動き方に合わせてお好みで、ロウはなんかあったけぇアクセサリーでもつけておくと吉かなと。


ってことで、テイルズオブアライズをプレイした感想&振り返りでした!

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