寿命を伸ばす健康note
毎週土日に、(健康)寿命を延ばすための実践的な知識や情報を20分掛けて考えてお届けする予定です。私たちの健康に関する常識は、医学の進歩によって変わり続けています。そのため、これまでの健康法が必ずしも正しいとは限らず、知識のアップデートが求められます。
例えば、コンビニの野菜ジュースのような便利な選択肢が、実は健康に悪影響を及ぼすことがあるため、注意が必要です。糖分や添加物が多く含まれていることもあるため、飲み物の選び方を工夫する必要があります。
人生の選択には多くの価値観が反映されますが、私は資産が数百億円あって67歳で亡くなる人生と、資産は少なくても健康で長生きする人生のどちらかを選ぶなら、迷わず後者を選びます。
独身男性の平均寿命は67歳で、実際に約半数がその年齢でお亡くなりになります。この現実を考えると、豊かな生活を送ることも大切ですが、健康がなければその価値は大きく減少します。健康でいることで、家族や友人との絆を深めたり、新しい経験を楽しんだりする機会が増えます。
長生きすることで得られる日々の小さな幸せや心の充実感は、何物にも代えがたいものです。資産が少なくても、健康であることこそが真の豊かさをもたらすと信じています。
この選択について考えることは、本当に大切にしたいものを見直す機会にもなります。あなたは、どちらの人生を選びますか?
私のnoteでは、最新の研究や実践的なアドバイスに基づいて、健康に役立つ情報を提供し、フォロワーさんが自分自身の健康管理に役立てられるような内容を目指します。情報提供は無料で行い、誰でもアクセスできるようにしますので、ぜひご期待ください。共に健康的で長寿なライフスタイルを築いていきましょう!
①人間ドック・健康診断
②感染症予防
③禁煙
④断酒
⑤口腔衛生管理
⑥BMI
⑦食事
⑧運動
⑨睡眠
⑩人間関係・ストレス軽減
【9月27日更新⤵️】
日本人の主な死亡原因とその対策
最新のデータによると、日本人の主な死亡原因の上位10位は以下の通りです:
悪性新生物(がん) - 24.3%
心疾患 - 14.7%
老衰 - 12.1%
脳血管疾患 - 6.6%
肺炎 - 4.8%
誤嚥性肺炎 - 3.8%
不慮の事故 - 2.8%
新型コロナウイルス感染症 - 2.4%
腎不全 - 1.9%
アルツハイマー病 - 1.6%
これらの原因をすべて足すと、全体の75%を占めています。つまり、4人中3人はこれらの原因のいずれかで亡くなっていることになります。
予防と早期発見の重要性
特に注目すべきは、予防と早期発見治療によって多くのこれらの病気を防ぐことができる点です。例えば、定期的な健康診断や生活習慣の改善により、がんや心疾患のリスクを大幅に減少させることが可能です。
また、老衰を目指すためには、健康的な生活習慣を維持し、適切な医療ケアを受けることが重要です。これにより、長寿を全うし、質の高い生活を送ることができます。
まずは ①人間ドック・健康診断 から深掘りしています。
対策型検診と任意型検診の違い
対策型検診と任意型検診にはいくつかの重要な違いがあります。
対策型検診
目的: 集団全体の死亡率を減少させることを目的としています。
実施主体: 市区町村などの公共機関が主導します。
対象者: 特定の年齢や性別の集団(例:40歳以上の男女)を対象とします。
費用: 公的補助があり、比較的安価または無料で受けられます。
検診方法: 科学的に有効性が証明された方法を使用します(例:胃がん検診のバリウム検査や内視鏡検査)。
例: 市区町村が実施する住民検診。
任意型検診
目的: 個人の健康リスクを低減することを目的としています。
実施主体: 医療機関や検診機関が提供します。
対象者: 個人が希望して受けるため、特定の対象者は定められていません。
費用: 全額自己負担が一般的です。
検診方法: 様々な検査方法が提供されており、個人のニーズに応じて選択できます。
例: 人間ドックや総合健診。
対策型検診は公共政策の一環として行われ、集団全体の健康を守ることを目的としています。一方、任意型検診は個人の健康管理を目的としており、より柔軟な検査方法が選べます。
対策型検診と任意型検診の課題
現在の対策型検診と任意型検診には、それぞれいくつかの課題があります。
対策型検診の課題
古い検査方法: 対策型検診は長年にわたり同じ検査方法を使用しているため、最新の医療技術や知見が反映されていないことがあります。
一律の対象者: 特定の年齢や性別に基づいて実施されるため、個々のリスクに応じた柔軟な対応が難しい場合があります。
任意型検診の課題
利益追求の傾向: 任意型検診は医療機関や検診機関が提供するため、利益を追求するあまり、必ずしも必要ではない検査が含まれることがあります。
高額な費用: 全額自己負担が一般的であり、費用が高額になることが多いため、経済的な負担が大きいです。
対策型検診の効果と重要性
対策型検診は、特定の集団を対象にして行われる検診で、がんの早期発見と治療を目的としています。以下は、対策型検診が死亡率の減少に効果があると証明されている主な例です。
1. 胃がん検診
胃がん検診は、特に日本で広く行われており、胃X線検査や内視鏡検査が用いられます。これにより、胃がんの早期発見が可能となり、死亡率の減少に寄与しています。
2. 大腸がん検診
大腸がん検診では、便潜血検査が一般的に使用されます。この検査により、大腸がんの早期発見が可能となり、治療の成功率が高まることで死亡率が減少しています。
3. 肺がん検診
肺がん検診では、胸部X線検査や喀痰細胞診が用いられます。特に高リスク群に対する検診が効果的であり、肺がんによる死亡率の減少が証明されています。
4. 乳がん検診
乳がん検診では、マンモグラフィが主に使用されます。これにより、乳がんの早期発見が可能となり、治療の成功率が高まることで死亡率が減少しています。
5. 子宮頸がん検診
子宮頸がん検診では、細胞診(パパニコロウ検査)が一般的に使用されます。この検査により、子宮頸がんの早期発見が可能となり、死亡率の減少に寄与しています。
対策型検診は、がんの早期発見と治療を通じて、がんによる死亡率を効果的に減少させることが証明されています。これらの検診は、公共政策として広く実施されており、多くの人々の健康を守る重要な役割を果たしています。
逆に言えば
対策型検診では男性の場合は『肺がん』『胃がん』『大腸がん』以外の死亡者を減らすというエビデンスはありません。安心してるとタヒにます。
2024.10.6 追加
日本におけるがんによる死亡率(2022年)
がんは日本において主要な死因の一つであり、多くの人々に影響を与えています。2022年のデータに基づくと、以下のようながんによる死亡率が報告されています
男性のがんによる死亡率
肺がん: 約20人に1人
大腸がん: 約32人に1人
胃がん: 約40人に1人
膵臓がん: 約50人に1人
肝臓がん: 約58人に1人
食道がん: 約100人に1人
前立腺がん: 約110人に1人
悪性リンパ腫: 約150人に1人
腎臓がん: 約170人に1人
膀胱がん: 約190人に1人
女性のがんによる死亡率
大腸がん: 約25人に1人
肺がん: 約28人に1人
膵臓がん: 約40人に1人
乳がん: 約45人に1人
胃がん: 約50人に1人
肝臓がん: 約70人に1人
卵巣がん: 約90人に1人
子宮がん: 約100人に1人
重要性と対策
生涯死亡確率が1パーセント以上のがんは、多くの人々に影響を与える重要な健康問題です。これらのがんについての理解を深め、早期発見や予防策を講じることが大切です。具体的には、定期的ながん検診や健康的な生活習慣の維持が推奨されます。
希少ながんについては、後で考えることにし、現在はより一般的ながんに焦点を当てていきましょう。これにより、より多くの人々が恩恵を受けることができます。
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