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近畿APD当事者会主催の講演会&聞こえの援助システム体験会

どうも、三重APD/LiD当事者会の S.Yです。

今回は大阪府堺市のビッグアイで開かれた近畿APD当事者会主催の講演会&聞こえの援助システム体験会に行ってきました時のことを報告します。

本日の案内

ビッグアイに到着したのは11時前でした。
開場は10時30分なのですが、到着した時点で既に多くの人がいました。

お目当ては聞こえの援助システム体験会の行われている会場。
ここにも多くの人が。出迎えたのは最新機器の数々でした。

まずはレルクリアという裏からも見える透明なディスプレイ。

レルクリア

文字起こしアプリと組み合わせることで、上のように文字を表示することができます。
耳の不自由な方や外国人への説明がスムーズになることが期待されます。

続いて、VUEVO(ビューボ)。

VEUVO
VEUVO(ノート型パソコン)

ワイヤレスマイクをパソコンやビジョン、スマートフォンなどに繋げることで、会話を視覚化する機器。

これのすごいところは360°ビューといって、話す位置ごとに発言を表示していることです。これなら、複数人での会話や会議でも誰がどのような発言をしたかがよく分かります。

続いては、signers glass

signers glass

こちらは聴覚障がい者向けのARと連動したメガネです。話している相手を見ながら、発言の内容が視覚化されるというものです。
難聴者向けに開発されたそうですが、APD/LiD向けに改良したいと担当者の方が話をされていました。

最後にデジタル補聴援助システムロジャーです。(写真撮るの忘れました💦すみません🙇)
これは実際に試してきました。

雑音の多いところや人が大勢いるところだと話し相手の会話の内容がクリアに聞こえると感じました。

13時からは阪本浩一先生の講演と当事者の方の発表がありました。

阪本先生からはこの講演会で初めて発表されることも話していただきました。APD/LiDの診療指針をまとめるべく、日々奮闘しておられるので、(今もそうですが)頑張っていただきたいです。

当事者の方の発表はどの方も胸を打つものばかりで、勇気を持って発表された3名の方に敬意を表します。

お一方はお子さんが当事者というお母さん。子どものためにと奮闘し、議員に掛け合って援助を引き出したと言います。その熱意に尊敬しかありません。

もう一方は自身が当事者という居酒屋の女将。涙ながらに自身のことを話していただき、とても心に刺さりました。そして、飾らない笑顔が素敵でした。

最後の方は学校の音楽の先生。APD/LiDであることをハンディに思わず、淡々と自らの姿。語る姿が頼もしかったです。帰りに個人的にお話させていただいて、お人柄も素敵に思いました。

ビッグアイ外観

長々と報告をさせていただきましたが、最後に謝辞を述べたいと思います。講演会を企画していただいた近畿APD/LiD当事者会の渡邉さん、当日動いていただいたスタッフの皆さん、講演を行ってくださった阪本先生や当事者の方々、補聴援助システム体験会にご参加いただいた業者の方々、ありがとうございました。

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