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聞き取り困難(LiD)/聴覚情報処理障害(APD)とは?

お寒い中、体調など崩されてはいないでしょうか?

今回は「聞き取り困難」とは何かについてお話したいと思います。

端的に言えば、音は聞こえていて、通常の聴力検査では「異常なし」といわれるが、実際には人の言葉が聞き取れないことが多々あり、日常生活に支障をきたす状態のことを「聞き取り困難(LiD)」と言います。

聴覚情報処理障害(APD)とも言われていますが、海外ではLiDと呼ばれることが多く、「LiD/APD」などと併記されることが多いです。

日本では近年になって広がってきたため、一般の人はもちろん、耳鼻科医の中でも広く認知されていないのが現状です。

主に聞き取れないシチュエーションとしては、コピー機やパソコンの音がするオフィス、話し声なとがよく聞こえるカフェやファミレス、パーティー会場や居酒屋などがあります。

また電話やインカムを通した声、初対面の人や早口の人の声も聞き取りにくいとされています。

補聴援助システム(著名なところではソノヴア・ジャパン社、フォナックブランドのロジャーなど)の活用、文字起こしアプリ(UDトーク、YY文字起こしなど)によって、コミュニケーションを補うようにすることが多いです。

ロジャー送信機
ロジャー受信機
ロジャー送信機

LiD当事者を示すマークとして、APDマークがあります。

APDマーク

さまざまなグッズがあるので、APDマークのサイトでご覧ください。


今回は聞き取り困難の基本的なことを書きました。

詳しくことは今後掲載していく予定なので、しばらくお待ちください。

【参考文献】
阪本浩一「マンガでわかるAPD聴覚情報処理障害」
きょこ「マンガAPD/LiDって何!?」
AMED研究班ホームページ
https://apd.amed365.jp/index.shtml

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