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Songs for Today's Birthday 3/16 - Fred Neil

Fred Neil

フレッド・ニールは、オハイオ州クリーブランドで1936年3月16日、フレデリック・ラルフ・モーロックJr.として誕生した、12弦ギターの名手でありフォーク・シンガーとして知られる人物です。

1950年代後半、ニールは音楽業界のオフィスやプロのソングライターが集まる、ニューヨークのブリル・ビルで活動するシンガーソングライターの一人でした。ブリル・ビルで他のアーティストに曲を提供する一方で、ニールはソロアーティストとして幾つかのレーベルに主にロカビリーポップのシングル6曲を録音しました。また彼は、バディ・ホリーに58年"Come Back Baby"をホリーのプロデューサー、ノーマン・ペティとの共作で、そしてロイ・オービソンに61年の"Candy Man"をビバリー・ロスとの共作で提供するなど、初期のロックンロール・アーティストが録音した曲を書きました。

12弦ギターと驚くほど深いバリトン・ボイスを持つニールは、マクドゥーガル・ストリート/グリニッジ・ヴィレッジのフォークシンガーの王と呼ばれていて、1961年2月からルー・ゴセットと共同で、Cafe Whaで午後のフーテナニーを主催していました。62年、ニールはヴィンス・マーティンと出会い、歌のパートナーシップを結んで、マーティンとの最初のLP『Tear Down The Walls』は64年に録音されました。ニューヨーク出身のマーティンは60年にフロリダに移住し、すぐにココナッツ・グローブに落ち着きました。ニールは65年にElektra Recordsから『Bleecker & MacDougal』をリリースし、70年に『A Little Bit of Rain』として再発されました。67年にリリースされ、69年に『Everybody's Talkin'』として再発されたアルバム『Fred Neil』は、グリニッジ・ヴィレッジとココナッツ・グローブでの滞在中に録音されたアルバムでした。

"Everybody's Talkin' (Echoes) "は、フレッド・ニールが1966年に作曲・録音し、2年後にリリースした曲です。ハリー・ニルソンが演奏したバージョンが1969年にヒットし、ビルボードホット100チャートで6位を記録、映画「真夜中のカーボーイ」で取り上げられグラミー賞を受賞しました。

ニールの他の代表曲としては、"Other Side of This Life"は、ラヴィン・スプーンフルがデビューアルバム『Do You Believe in Magic』で、ジェファーソン・エアプレーンがライブアルバム『Bless Its Pointed Little Head』でカバーしました。"The Dolphins"は、リンダ・ロンシュタット、イッツ・ア・ビューティフル・デイ、ザ・ビーリー・ブラッグ、ベス・オートン、ティム・バックリィなど複数のアーティストによって録音されました。特にジェファーソン・エアプレインはニールから大きな影響を受けたと考えられています。

ジェファーソン・エアプレインのマイナーヒット曲"The Ballad of You and Me and Pooneil"はニールのために書かれた曲で、 ラヴィン・スプーンフルのアルバム『Hums of the Lovin' Spoonful』の曲"Coconut Grove"は、ジョン・セバスチャンからのニールへの賛辞でした。


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