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Songs for Today's Birthday 2/28 - Don Ciccone

Don Ciccone

ドン・シコーネは、1960年代の音楽アンサンブル 「ザ・クリッターズ 」のフロントマン兼リード・ヴォーカリストでした。彼らのメロウな代表曲"Mr. Dieingly Sad"(1966年)は、アメリカのビルボード・チャートでトップ20入りを果たしました。ニュージャージー州北部のイタリア人家庭に生まれた彼は、幼い頃から音楽に興味を持ち、10代前半にはギターをマスターしていました。地元のグループ 「ザ・バイブラトーンズ 」で演奏経験を積み、後にイギリスの 「アニマルズ 」に影響を受けて似た響きの改名を思いついて、こうしてザ・クリッターズ が誕生しました。最初のシングルは"Georgianna"のカヴァーで、B面には"I'm Gonna Give"(1965年)が収録されていました。彼らが商業的な成功を収めたのは、Kappレコード・レーベルの下でのことで、"Mr.Dieingly Sad"という曲で全米17位を記録しました。

1966年、彼らはThe Lovin' Spoonful による "A Younger Girl"のカヴァーをレコーディングし、イギリスでトップ40入りを果たしました。続いて、メンバーのジミー・ライアンが作曲した"Don't Let the Rain Fall Down on Me"(1967年)を発表。このシングルはアメリカのチャートでトップ40入りを果たしました。人気絶頂の中、彼らは 『Where the Action Is』や 『The Tonight Show Starring Johnny Carson』などの番組に出演しました。ほどなくしてシコーネは徴兵され、ベトナム戦争中のアメリカ空軍に従軍。除隊後、彼はニュージャージー出身の歌手フランキー・ヴァリに誘われ、再結成されたばかりのフォー・シーズンズ に加入しました。シコーネはベース奏者として活躍し、"Who Loves You"(1975年)や"December, 1963 (Oh, What a Night)"などのヒット曲でヴォーカルを披露しました。1981年にフォー・シーズンズ を脱退した後、シコーネはもうひとつの伝説的バンド、トミー・ジェイムズ・アンド・ザ・ションデルズ に加入し、ベース奏者兼音楽監督を務めました。1987年にはソロ活動を開始し、世界的な成功を収めました。


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