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Songs for Today's Birthday 7/17 - Nicolette Larson

Nicolette Larson

ニコレットは1952年7月17日、モンタナ州ヘレナ生まれのポップ・カントリー・シンガーです。彼女の父親は財務省に勤めていて、一家6人の子供たちは2年ごとにアメリカの都市を転々としていました。大学卒業後、ニコレットはホイト・アクストンのバンドにシンガーとして雇われ、後にコマンダー・コーディと彼のロスト・プラネット・エアメンで初めてブレイクしました。エミルー・ハリス、リンダ・ロンシュタット、マイケル・マクドナルド、ウィリー・ネルソン、ジミー・バフェット、ニール・ヤング、クリストファー・クロス、ダート・バンド、ビーチ・ボーイズ、ドゥービー・ブラザーズといった主要ミュージシャンとレコーディングを行ない、レコーディングやツアーで活躍するトップ・ヴォーカリストの一人となりました。

カリフォルニアに来て5年も経たないうちに、ニコレットはニール・ヤングの名曲"Lotta Love"('78)でポップ・チャートで8位、ACチャートのトップに躍り出ました。この曲はニコレットのキャリアを成層圏へと押し上げ、その後の彼女のヒット曲には、"Rumba Girl"、"I Only Want To Be With You"、"Let Me Go Love"(マイケル・マクドナルドとのデュエット)、"That's How You Know When Love's Right"(カントリー・シングルでトップ10入り)などがあります。ニコレットはワーナー・ブラザーズから4枚、MCAから2枚のアルバムをリリースし、高い評価を得ました。彼女の受賞歴には、キャッシュボックス誌(1985年)とアカデミー・オブ・カントリー・ミュージック誌(1984年)の両誌による最優秀新人ヴォーカリスト賞、パフォーマンス誌による最優秀女性ヴォーカリスト賞(1979年)などがあります。

音楽業界で有名なドラマー、ラッセル・カンケルと結婚したニコレットは、1990年にエルシィ・メイを出産しました。娘の誕生をきっかけに、1994年にソニー・ワンダー・ファミリー・アーティスト・シリーズで最後のアルバム『SLEEP, BABY, SLEEP』を録音。このアルバムは、グラハム・ナッシュやリンダ・ロンシュタットとのデュエットを含む子守唄と童謡のコレクションです。その中の1曲"Oh Bear"は、幼い娘のエルシーと一緒に書いたものです。このアルバムに収録されているニコレット作のもう1曲"Starlight, Starbright"には、彼女の母性に対する思いと、子供のすべてを包み込むような愛が、心のこもった歌詞に集約されています。


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