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梅干しの種

梅干しの種と聞いただけでゾワっとされる方いるとは思いますが、先程梅干しの種をバスで落としてしまいました。さらに梅干しの種を落とした瞬間を隣の人に見られました。
キモ人間が誕生しました。すぐに拾いましたが、拾っただけでは取り戻せないのです。僕は梅干しが落ちるリスクの管理を怠る人間なのです。「バスは揺れるので、梅干しの種は実に包まれたままにしておこう。」が社会人としてあるべき姿でしたね。

この前も、会社のセキュリティカードを落としてしまい、人事になんで落としたのですか。ときかれました。私は、手に持ったり、ポケットにいれたりしていたからだと答えました。なんで首にかけなかったのですかときかれました。私は首にかけると肩がこってしんどくなってしまうと答えました。次はどうしますかときかれました。財布に入れて管理しますといいました。財布に入れたら財布をなくしたらどうしますかといわれました。財布を無くしたら、すぐに気づくので早期発見ができるといいました。常に身につけてくださいと言われました。混乱しました。
この様に、ルールに縛られた会社では不毛な会話が産まれることもしばしば。その裏には、再発防止策を聞いて気持ち良くなりたい人間が潜んでます。

そんな私が、この度二児の父親になります。
気になるnoteを読む→白岩のnoteを見る→白岩にびっくりドンキー食べさせてあげたくなる→2年前の自分のnote見てたら自分のくそ人間っぷりに腹がたち、このまま更新しないわけにはいかない。少しはまともな大人になっていることをnoteに見てもらうんだという気持ちで書き始めようとした時に起きたのが梅干しキモ人間事件。

親になって1年。現時点で感じてることを書きとめておきたい。
そうすれば、またどこかのタイミングで見返した時、成長を感じれるかもしれない。

子供が産まれていちばん自分の意識が変わったことは将来についての考え方だと思う。
いつかなにものかになりたい。なれる日がくる。と思っていたことにいきなりタイムリミットが課された感じ。なれる時間はもう決まっている。詳しくいうと、子供が小学生になって、友達と親がなにをしてる人か会話するころまでに、自分がなっていたい父親になっていなければならない。
友達にお父さんなにしてるの?って聞いてまだ志半ばと答える友達はいなかったからおおよそのタイムリミットはそこにあると思う。

そして、尊敬されなくても好かれなくてもいいから、好きなこと、努力することの大切さ、美しさを感じてほしい。自分自身、努力で手に入れたものの尊さをいちど味わいたい。ほんとは息子にめっちゃすごいと思われたい。

いったん育休を1年とっている間に子育てと勉強をして、そのままフェードアウトなので、あと3か月でwebサービスサラリーマンは終了。

当たり前を教えてくれて、やりたいことをやらせてくれる奥さんに感謝。
就活手伝ってくれた友達にも感謝。

やりたくないこと、めんどくさいことをやるのも必要で、秩序も大切で、報われない会社でも誰かの為に頑張ってる人がいることも知れて普通の社会人を経験できてほんとに良かった。
興味がないことを興味がある人と一緒にやっていくのは失礼だと学びました。これからは、今は無知だけど、興味のある世界で自分が大切なひとに、大切な場所にどう与えていけるかを考えて、生きてゆきます。ゆきとって言います。

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