見出し画像

東洋医学の老化予防

今や日本は有数の長寿国であるとともに超高齢化社会の国です。65歳以上の高齢者は2030年には30%を超えると言われています。寿命が延びるのは良いのですが、それと同時に介護を必要とする人が増加の一途をたどっています。『要支援』とは「立ち上がる」「起き上がる」「片足で立つ」などの動作が自分では難しい状態のレベルをいい、ここで何もしなければ一気に老化の勢いが増して行きます。何とか食い止めないといけないし、明日は我が身!

東洋医学的には加齢に伴う老化を

①「陽」から「陰」の変化と見ます。新陳代謝が活発な陽から、低下した状態の陰、体が熱を発する若い頃の陽から、加齢によって冷えて寒さに弱くなる陰に向かう状態です。

②「実」から「虚」への変化です。筋肉質で疲れにくく胃腸が丈夫な実から、痩せて水太りで疲れやすく、胃腸が弱い状態、気が充実している状態から気が少なくなっていく状態です。

車に例えると、ガソリンが常に少ない状態が虚、満タンの状態が実で、虚の車はまめに給油しないとすぐにガス欠になってしまいます。ですから人間にもそれが当てはまり、虚の人はこまめにエネルギーを補給しないとすぐに底をついてしまうため、食事(食養生)や睡眠を常にしっかりとらないと,すぐに疲れてしまうのです。ですから無駄に「気」を消耗しないようにするためにはこまめな養生が必要になります。

また「気」を補う(食養生や睡眠)ということは免疫力を高めるということを意味し、さらに運動によって補った気を巡らせることができるのです。

しかし夜ふかしや暴飲暴食、ストレスによる心身の無理等不摂生を繰り返すと、逆に無駄に「気」をすり減らしてしまうため、気をつけなければいけませんね。

ぜひ疲れをためずにベストコンディションを維持するためにも『整体』で常にご自分の体を養生していきましょう!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?