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近況と心情
家を出て1週間が過ぎた。不思議なもので、家を出て初めて自分がどれだけ家に縛られていたかがよくわかる。
たぶんそれは一緒に住んでいる彼も同じなんだと思う。
当たり前の家族。当たり前の幸せ。
そんなものは幻なんだ、と思い込ませてきていたけど、実際
そういう人達の存在が目の前にいて、
なんだか逆に救われる気持ちになることが増えてきた。
私はこの先どうしたらいいんだろう
そういう漠然とした不安に飲まれる。
私が高校生のときもそうだった。
漠然とした不安の渦に飲み込まれては
自分にできることはなんだろうかと
頭でぐるぐる考えてしまっていた。
とりあえず掃除をして、少しだけ気分が晴れた。
たぶん彼も、家に縛られていた自分と
対峙しながら今生きているんだと思う。
入院中に彼が私に放った言葉達が
時々うかぶ。
彼は、何をもって私を許してくれたのだろうか。怖くて聞けない。臆病な自分に嫌気がさす。
私は、彼のことを愛している。
愛しているから、何かをしてあげたり、何かを貢献したり、するわけではないと私は思っているけど、明らかに彼は私の愛を、それで測っていた。
でもそれは、それで測るしかないぐらいに、誰かに愛されることに飢えているのかもしれないと、私は思う。
先月末、彼の具合が悪くなって私はずっと何するでもなくただ一緒にいさせてもらっただけで、何もできない自分が本当に悔しくて悲しかった。
結局、彼が病院にいて私に放った罵声達は
私自身が彼に代弁させたようなものだと私は思う。だから苦しいのだ。だから、こびりついているのだ。
ずっと、この先彼が死ぬまで側にいたいと思っていた。でも彼の言葉達は、私に常に問い続けている。
一緒にいることが「二人にとって」の
幸せなのか?と。
もっと読んでみたい!という気持ちが 何かを必ず変えていきます。私の周りも、読んでくださった方も、その周りも(o^^o)