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#ネタバレ 映画 「バットマン ビギンズ」

「バットマン ビギンズ」
2005年作品
心に刻印されたマスク
2005/6/25 9:53 by 未登録ユーザ さくらんぼ

( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )

かつて新入社員だったとき、同期生たちと二泊三日の研修を受け記念写真を撮りました。そして短い研修が終わると、それぞれ違う支店に配属されて行きました。

それから10年後、転勤で再びその内の一人の女性とめぐり遭うことになります。懐かしかった。彼女も10年歳をとっていました。なんと言っても10年前から知っている旧知の仲なのです。

いえ違いました。旧知の仲ではありません。研修を一緒に受けただけで、お互いの事はまだ何も知らなかったのです。性格さえも。そのため不思議なアンバランス感もありました。

さて映画「バットマンビギンズ」。

映画のラストで彼女が主人公にささやいた言葉は、バットマンと彼が同じ人物だと知った上でささやいた言葉は、いったいどんな意味だったのでしょうか。人は、どれだけ相手の事をマスクで量っているのでしょう。恋とはどれほどデリケートなものなのでしょう。

追記 
2005/6/25 20:39 by 未登録ユーザ さくらんぼ

主人公の彼女はバットマンに一目惚れしてしまいました。その上で、目の前のサエナイ彼がバットマンの世を忍ぶ仮の姿だと聞かされても、デリケートな恋心はアンバランス感に乱れたのかもしれません。やがていつか、そのイメージが一つに重なる日まで時間が欲しいと言ったのではないでしょうか。それは街に平和が戻りバットマンが消える日の事だろうと思います。

もう一度観てみないと良く分かりませんが。

追記
2005/6/26 19:49 by 未登録ユーザさくらんぼ

バットマン(マスク)を愛するのか、彼自身を愛するのか。この辺りは単なるラブ・エピソードではなくて、この映画の重要なテーマの一部の様な気がします。「人はシンボル(マスク)に影響される」という話が出てきましたね。「人は案山子(マスク)を恐れる」という話も出ていました。その辺りと共通の匂いがします。



(  最後までお読みいただき、ありがとうございました。

更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)


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