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#ネタバレ 映画「成功したオタク」

2024.4.8

( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )

この映画館は交通至便な上に、たいてい空いているし、この映画「成功したオタク」は上映時間が85分しかないし、もう、これしかないと思って観に行きました。

事前にストーリーは知りませんでしたが、なんでも、「押しが罪を犯す」とか。

「推し活」はファンのすることで、「押し」はスターの事なので、その時の私は「押し」と「オタク」の区別が曖昧だったようで、「ファンがスターへの加害者になる」みたいな犯罪映画かと思っていましたが、まったく違いました。スターが罪を犯し、ファンが失意のどん底に落とされるお話でした。

これは、その時のファンの複雑な心境、その屈折したエネルギーを、同行の士とひたすら語り合う映画に昇華(消化)しようとしたお話なのでしょう。

オタクへのインタビュー映像が延々と続きます。

しかし、(残念ながら)同行の士ではない私には、いまひとつ彼女たちの行き場のないエネルギーには感情移入できませんでした。

でも・・・

ふと思ったのですが、「愛すべき人が犯罪者になってしまった」という気持ちは、やはり、韓国から北朝鮮を見たときの葛藤なのでしょうね。


(  最後までお読みいただき、ありがとうございました。
更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)


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