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#ネタバレ 映画「怪盗グルーの月泥棒 3D」

「怪盗グルーの月泥棒 3D」
2010年作品
月よりも大きなもの
2012/2/21 14:11 by さくらんぼ

( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )

人間には絶え間ない欲望(煩悩)があります。○○が欲しいと思っているあなた。それは自分が気づいていないだけで、本当は□□が欲しいのではないでしょうか。自分の心って、案外自分でも見えていないことが多いのです。

でも、ふとしたはずみで□□が見えてくることもあります。映画の冒頭、赤ちゃんがピラミッドめがけて落下します。危ない!・・・と思ったときに、ピラミッドが三角形の巨大風船だったことが分かります。赤ちゃんは助かりました。あの瞬間、ピラミッド盗難という歴史的大事件よりも、赤ちゃんが助かった安堵感の方が大きかったはずです。うまいエピソードでした。観客に、理屈ではなく、直感で理解させてしまったからです。

ところで、お年ごろになった怪盗グルーの中でも、子供が欲しい気持ちが密かに育っていたのです。わが子を愛し、わが子から愛され、わが子から最高の尊敬を受けることが、何よりも幸福だと感じられる、そんなお年頃になっていたことに気づいてしまったのです。これはきっとDNAの子孫繁栄プログラムですね。

もう、そうなったら、その一番の幸福を手に入れるしか先に進む方法はありません。DNAには逆らえないのです。子供のことを忘れようとしても。

この映画を観て、私も里親になろうかしら、などと考える人が増えることは良いことだと思います。でも実子と養子とでは、やはり違うそうなのです。とくに、養子になる子が幼い頃に、実親との間で育児放棄や児童虐待などを経験して心にトラウマがある場合、養子は無意識のうちにも養親の愛が本物か否かを試す様な行動に出るらしいのです。

そのため振り回された養親がノイローゼになったりして、すぐには、しっくりとした関係が保てない場合もあるらしい。ですから、その辺りを覚悟して対処法を勉強する必要があるし、専門家の助言を仰ぐ必要もあるかもしれないのです。でも、この映画では、その重要ポイントがまったく描かれていませんね。本来、子供向けの作品ですから、あまりシリアスすぎるものいけないのでしょうが。

少々辛口の事を書きましたが、それでも面白い映画でした。ファリミーで楽しめます。

★★★★

追記 (セレクトショップな生き方) 
2015/8/17 11:07 by さくらんぼ

先日、公園の樹の下で(柳ではありません)、立禅をしていたら、どこからか、とつぜん子供の泣き声がしてきました。

今までも、散歩中の子どもが私を見て、平気な顔で「オバケ!」と親に言う声を聞いたこともありますし、「あれ何?」と質問する声を聞いたこともあります。

それが、今回は、とつぜんの泣き声なのです。すぐやみましたが。

それは、おそらく50m前後、公園近くの家からみたいです。どこから聞こえてきたのか、こちらは瞑想中の身、それ以上の詮索はできませんでしたが「窓から公園を見たら、樹の下にオバケがいた」と思ったのかもしれませんね。

ごめんね、ぼうや。これは樹林気功なんだよ。

ところで…

立禅をすると少しは腰がコリます(脚も)。

気功の教科書には、私の知る限り、腰のコリの件は書いてありませんが、ネットを見ると、「腰がコルから短時間しかできない」旨の話が載っていますから、皆さんも悩んでおられるのでしょう。

ちなみに、私は「ヨガの猫のポーズ」をして、コリをとっています。

「ヨガの猫のポーズ」は立禅だけでなく、いろいろな腰のコリにも良く効きます。覚えておいて損はないですよ。ネット検索すると出てきますので、興味のある方はご覧ください。

こうやって、一つのジャンル、流派にこだわらずに、いろいろな所から、良いものだけを選んでくる、セレクトショップ的な生き方も良いと思います。

あっ、泥棒はダメです。はい。

(ネタ帳 5/10)



(  最後までお読みいただき、ありがとうございました。

更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)


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