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#ネタバレ 映画「アイ・アム・レジェンド」

「アイ・アム・レジェンド」
2007年作品
英雄待望論
2008/1/3 9:47 by 未登録ユーザ さくらんぼ


( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )

「ニューヨーク」「グランド・ゼロ」この言葉から連想するものは「9.11」ですね。

「ハイウエイを走る車の運転手を警察官に乗せかえれば安心」という遺伝子組換えの説明は「改宗」ともとれます。改宗とまでいかなくても、ものの考え方を自国の価値観に合わせるよう指導する事ぐらいには見えるでしょう。でも、それが悲劇の始まりだった。

すると、この映画は今のアメリカの苦悩にぴったりかもしれないのです。

アメリカは英雄を求めています。
悲劇をリセットできる英雄を。

無名の一兵士、一国民の中から、非凡で、タフで、革新的な、伝説になるような英雄を。

追記
2008/1/13 8:28 by 未登録ユーザさくらんぼ

ネビルが「人類の生き残りは他には居ない。みんな死んだんだ!」と吐き捨てるように言っていました。

あれを聞いたとき「ニューヨークで大規模テロが起きるようでは、世界中に安全な場所は、もう、どこにも無くなった」と悲観していたアメリカ人のニュース映像を思い出しました。

ネビルのセリフは、あのアメリカ人の悲鳴の代弁だったのかも知れませんね。

追記Ⅱ ( ああエボラ ) 
2014/10/3 18:31 by さくらんぼ

>するとこの映画は今のアメリカの苦悩にぴったりかもしれないのです。

地元では、本日の夜に、この映画がTV放送されます。おそらくTVの企画段階では、まだ米国でのエボラ発症はなかったのでしょう。

でも、すでに米国で発症している現在、「・・・」というのが、すなおな心境です。

これ以上感染が広がらないことを祈っています。

以下参考。

「初の「エボラ発症」でもアメリカ社会が平静な理由 - 冷泉彰彦 プリンストン発 日本/アメリカ 新時代」 Yahoo!ニュース:ニューズウィーク日本版 10月3日(金)12時35分配信 より。

追記Ⅲ ( 来年の鬼に笑わせるな ) 
2014/10/24 13:58 by さくらんぼ

国連のエボラ出血熱対策チーフが「あと60日が勝負。負ければ人類が敗北」と訴えました。

60日と言えばほぼ年内勝負です。

もちろん対岸の火事だと甘く見ている人に、目を覚ましてもらうよう、チーフがあえて少々ショッキングな物言いをした可能性もあります。

だとしても、今もう、ウチワだとか、SMバーだとか、そんなことを議論している場合ではないのかもしれません。

いたずらに不安をあおってはいけませんが、もし負ければ、本当に来年はどんな年になるのでしょう。この年末年始は、勝っても負けても大きな節目の年になりそうです。

これに対して、少し嬉しいニュース。

日本の薬が救世主になりそうな気配です。

富士フイルムのインフルエンザ治療薬「アビガン(一般名:ファビピラビル)です。この薬がすでに開発済みだったことは、奇跡と呼びたい心境です。

いちどググッてみてください。

『エボラ出血熱「あと60日が勝負。負ければ人類が敗北」 国連が悲壮な訴え』(Yahoo!ニュース withnews 10月17日(金)12時47分配信 )

『富士フイルム、エボラ熱向けにインフル薬追加生産 』(日本経済新聞 2014/10/20 19:07 (2014/10/20 22:52更新)

追記Ⅳ 2023.11.5 ( 新型コロナ )

エボラはくい止められたようですが、新型コロナはパンデミックになってしまいましたね。


(  最後までお読みいただき、ありがとうございました。

更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)


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