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#ネタバレ 映画「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」

「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」
2009年作品
ささいな事から情報は伝わる
2009/12/26 10:41 by さくらんぼ

( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )

「ささいな事から情報は伝わる」という言葉には、二通りの意味があります。

ひとつは千秋先輩に預けた楽団員の子供の口から、楽団員が意外にもガンバリ屋さんだと知れる話や、終盤で、千秋先輩のコンサートから何かを感じ取ってショックを受ける、のだめ、の話などです。

もうひとつはポケット・ティッシュに代表されるもの。広告主は小さな広告をポケット・ティッシュと組み合わせることで、ティッシュが欲しい人の手に広告を握らせることが出来るのです。さらにその広告もすぐに捨てられる心配が少ないのですから良いアイディアです。

では映画「のだめ・・・」自体の基本構造はどうなのでしょうか。映画「のだめ・・・」はドラマを売ることが主たる目的だと思います。その為にクラシック音楽を上手に利用したのですね。だからポケット・ティッシュ派でしょうか。

そして、過去には思いがけずクラシック・ブームが起きてしまい、音楽界がこのチャンス利用しようとしてCDの売り込み攻勢をかけた事があったように記憶しています。どっちが広告チラシでティッシュなのか分からなくなる瞬間でした。

昔の映画館は音が悪く自宅のステレオの方が良かったのですが、最近は映画館でも良い音が聴ける様になりました。映画館で聴くクラシックも良いものだと再認識しました。

ところで余談ですが、ポケット・ティッシュ、路上で配布するのも良いのですが、交通局の了解を得て、半分ぐらいは地下鉄のトイレに、箱ごと据え置きできないものでしょうか。そうすると有料トイレット・ペイパーが売れなくなるから営業妨害にでもなるのでしょうか。一度聞いてみたいところです。

★★★


(  最後までお読みいただき、ありがとうございました。

更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)


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