おからだ治療院
鍼灸師として興味があることをどんどん書いていきます。せっかくですのでゆっくり読んでいってください。よろしくお願いします!!
免疫全般に関する話題です
自分の興味のままにまとめました。雑多な情報です。一緒に彷徨ってくれる方をお待ちします。よろしくお願いします!!
自律神経に関係する話題についてまとめました
痛みの機序について調べてみました。
ヘルパーT1細胞の概要 ヘルパーT1細胞(Th1細胞)は、CD4+T細胞の一種であり、主に細胞性免疫に関与しています。これらの細胞は、ウイルスや細菌などの細胞内病原体に対する防御を担い、特に感染部位に迅速に移動し、IFN-γやIL-2などのサイトカインを分泌します。これにより、マクロファージの活性化や炎症反応を引き起こし、病原体の排除を促進します。 Th1細胞は、マクロファージやナチュラルキラー細胞を活性化し、感染細胞を排除する重要な役割を果たします。これらの細胞は、細胞
救急車を呼ぶ基準 救急車を呼ぶ基準として、突然の激しい頭痛や高熱、意識障害、呼吸困難などの症状が挙げられます。これらの症状は、生命に関わる可能性が高いため、迷わず119番に通報することが重要です。特に、意識がない場合や呼吸が困難な場合は、迅速な対応が求められます。これらの症状が現れた際には、すぐに救急車を要請することが推奨されています。 大人の場合、胸の痛みや激しい腹痛、出血が止まらないといった症状は特に緊急性が高いと判断されます。これらの症状は、心筋梗塞や内臓の損傷など
序論ストレス反応は生体にとって極めて重要な防衛機構である。適切なストレス反応が引き起こされることで、生体の恒常性が維持される。一方で、オレキシン神経への抑制が弱いと、この反応が過剰になる可能性がある。また、オレキシン神経は睡眠覚醒サイクルの覚醒相の調節に重要な役割を果たしており、オレキシン神経細胞の脱落はナルコレプシーの発症につながる。さらに、ストレス誘発発熱においては、オレキシン以外の神経伝達物質が重要な役割を果たしている可能性があり、ストレス反応のメカニズムを詳しく解明
序論近年、痛みと情動の密接な関係が注目されています。痛みは単なる感覚ではなく、感覚的かつ情動的な体験であることが明らかになってきました。国際疼痛学会(IASP)は、痛みを「不快な感覚的かつ情動的な体験」と定義しており、その情動的側面を強調しています。 痛みと情動の関係を重視する必要性は、いくつかの点から指摘されています。まず、慢性痛の場合、組織損傷がなくても痛みが訴えられることがあり、感覚だけでなく情動的側面を考慮する必要があります。また、進化の過程で、痛みと情動の反応は
序論iNKT細胞(Invariant Natural Killer T細胞)は、NK細胞のマーカーを発現するT細胞の一群であり、T細胞受容体(TCR)のα鎖に可変性のないinvariant鎖を発現する点が特徴的です。これらの細胞は、非古典的MHC分子であるCD1dにより提示された糖脂質抗原を認識し、TCRを介した刺激によりサイトカインを短時間で大量に産生することができます。iNKT細胞は抗原受容体の半可変性により、クローン性の増殖を必要とせずに組織に多数存在し、迅速な反応を示
白血球の基本情報 白血球は、免疫系の中心的な役割を果たす細胞群であり、主に好中球、リンパ球、単球、好酸球、好塩基球の5種類に分類されます。これらの細胞はそれぞれ異なる機能を持ち、体内の防御機構を支えています。顆粒球に分類される好中球、好酸球、好塩基球は、特に感染やアレルギー反応に対して迅速に反応します。一方、無顆粒球である単球とリンパ球は、より特異的な免疫応答を担っています。 白血球は、病原菌や異物から身体を守る防御作用を持ち、免疫系の重要な構成要素です。特に好中球は、
炎症とがんの関係慢性炎症はがんの発生や進行において重要な役割を果たします。特に、炎症性サイトカインは腫瘍の成長を促進し、がん細胞の増殖を助ける要因となります。ウイルヒョーの学説に基づき、慢性炎症が細胞の異常な増殖を引き起こすメカニズムが明らかになってきました。これにより、慢性炎症はがんのリスクを高める重要な要因とされています。 炎症性サイトカインは、がん細胞が栄養を得るために血液を呼び込む手段として利用されます。これにより、がん細胞は必要な栄養を確保し、急速に増殖するこ
転びにくい歩き方の重要性転倒は高齢者にとって深刻なリスクであり、特に骨折や寝たきりの原因となることが多いです。高齢者が転倒すると、身体機能が低下し、日常生活に大きな影響を及ぼします。例えば、大腿骨頸部骨折は、生活の質を著しく低下させ、長期的な安静を余儀なくされることが多いです。これにより、筋力が衰え、さらなる転倒リスクを高める悪循環が生じます。 特に認知症の進行に伴い、歩行能力が低下しやすくなります。認知症の高齢者は、注意力や判断力が低下し、転倒のリスクが高まります。これ
序論補体系は免疫システムにおいて極めて重要な役割を果たす生体防御機構です。補体は30種類以上のタンパク質から構成される複雑な分子群で、病原体や異物の認識と排除、炎症反応の誘発、自然免疫と獲得免疫の橋渡しなど、多岐にわたる機能を有しています。 補体系には古典経路、レクチン経路、代替経路の3つの活性化経路があり、それぞれ異なる引き金で開始されます。古典経路は抗体によって、レクチン経路はレクチン分子によって、代替経路は抗体非依存的に活性化されます。いずれの経路も最終的にはC3
平岸天神の歴史平岸天神の歴史は1987年に始まり、当初は平岸天神太鼓保存会として設立されました。この団体は、地域の伝統的な太鼓演奏を保存し、次世代に伝えることを目的としていました。1992年には、ソーラン踊りを中心とした新たな活動を展開するために、平岸天神ソーラン踊り保存会が設立され、地域の文化をより広く発信する基盤が整いました。 1993年、平岸天神はYOSAKOIソーラン祭りに初めて参加し、セントラル賞を受賞しました。この受賞は、チームの活動が地域社会に認められた証
序論補体系は、感染防御をつかさどる免疫システムの重要な構成要素です。細菌やウイルスなどの外来病原体に対する防御機構として機能するだけでなく、炎症反応の促進や免疫複合体の除去など、多様な役割を担っています。補体は血液中と細胞膜上に存在する約30種類のタンパク質から構成されており、これらが次々に活性化するカスケードシステムを形成しています。 一方で、補体の機能が過剰に活性化されると、組織障害を引き起こす恐れがあります。そのため、適切な制御機構が備わっており、様々なタンパク質が
序論関節リウマチ(RA)は、炎症性の関節破壊を引き起こす自己免疫疾患です。RAの主な特徴は、急性期タンパク質の産生、パンヌス形成、貧血などであり、これらの症状はIL-6の生物活性によってもたらされます。RAでは骨や関節の破壊が進行し、特に破骨細胞の活性化が重要な役割を果たします。RAの関節では、IL-6とその可溶性受容体(sIL-6R)が様々な細胞(T細胞など)に作用し、RANKLを介して破骨細胞の分化を促進することで骨破壊をもたらします。さらに、IL-6は骨芽細胞や骨細胞
序論COVID-19は、2019年に発生した新型コロナウイルス感染症です。2020年11月には変異株が出現し、スパイク蛋白のアミノ酸変異により伝染性や病原性が増加、ワクチン有効性が低下する恐れがあります。一方、関節リウマチ(RA)患者のCOVID-19罹患リスクや重症化リスクについては明確な証拠がなく、従来の治療を継続することが推奨されています。ただし、疾患活動性が高い場合やステロイド使用量が多い場合は重症化リスクが高まる可能性があります。 本論文では、このようなCOVI
序論関節リウマチ(RA)は慢性的な関節の炎症を主症状とする自己免疫疾患であり、その炎症が骨代謝に悪影響を及ぼすことが知られています。具体的には、炎症性サイトカインの増加による骨吸収の亢進、ステロイド治療による骨形成抑制、関節症状による運動量の低下などが骨粗鬆症のリスクを高めます。実際に、RA患者の約半数が骨粗鬆症を併発しているとされ、さらにRA患者の75%がビタミンD不足または欠乏しているという報告もあり、骨粗鬆症のリスクが非常に高いことが分かります。 骨粗鬆症は骨折リ
使い捨てカイロの仕組み使い捨てカイロの温かさの根源は、鉄の酸化反応にあります。鉄が酸素と反応することで酸化鉄が生成される際、熱が発生します。この熱は、日常生活の中で鉄が錆びる際にも見られる現象ですが、カイロではこの反応を意図的に利用しています。通常の環境では反応が遅く進行するため、カイロは特別な設計を施し、迅速に熱を発生させる仕組みを持っています。 カイロ内の成分は、酸化反応を加速させるために特別に選ばれています。鉄粉は主成分であり、酸化反応を引き起こす役割を果たします。
補体の基本概念補体は、主に肝臓で産生される一連の血清中のタンパク質であり、免疫系の重要な構成要素です。これらのタンパク質は、体内に侵入した病原体に対して迅速に反応し、免疫応答を促進します。補体は、異物や病原体の侵入を契機に活性化され、炎症の促進や病原体の排除に寄与します。特に、補体は感染症に対する防御機構として重要な役割を果たしています。 補体は、C1からC9までの9つの主要な成分から構成されており、これらの成分は連鎖的に活性化されることで、免疫応答を強化します。この活