茜に染まる夕方公園の5時の鐘
冷たい空気も気にとめず
枯れ葉の転がる音を聞いて
ポケットに入れたどんぐりをいじりながら
いつかの私はどこへ消えた
ずっと変わらないと思ってた
今も変わらないはずなのに
どうしても何かが違う
思い出すと寂しくなる
見上げた空も吹く風も

止まる私を追い越して
彼女たちは走っていく
真っ暗で果てないその道を
手を伸ばしても戻ることはないのに
悲しくて涙を流しても帰ることはできないのに

いつかの私はどこへ消えた
ずっと変わらないと思ってた
今も変わらないと信じたい
思い出すと寂しくなる
見上げた空も吹く風も

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