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今日もかしこい。毎日かしこい。

2月、3月、4月。そして5月と、猫の体重が着実に減っている。

4月中旬の定期検査時には2.5キロ。前回から300g減った。

毎日目にしていても、やはり胴回りのくびれが日を追うにつれ強くなるのを感じる。

今朝は2.25キロになっていた。

家で計るときは、わたしが抱いて体重計にのり、猫をおろして自分の体重を量り直して引き算をするのだが、その抱きかかえたときの軽さに涙が出そうになる。

夫はこのところ、猫を見ては「もうあかんな」「もうあかんのちゃうか」とほとんど涙ぐむ。

確かにもうあかんのかもしれない。
でもこんなに頑張って生きている。

昨年12月に余命数日と言われてのに、もう5か月以上生きているではないか。
かしこすぎる。

血液検査の結果は実は低め安定で悪くない。
ただ、食が細く、かろうじて口にしたものも、お腹をくだして体外に排出してしまうのだ。

先月から強めの整腸剤を処方してもらい、10日間飲んでいたら、少し便の状態が変わったのだが、薬を飲み終わって1週間ほどしたらまたほとんど水状に戻ってしまった。

今朝、先生に電話をして、夕方診で薬だけもらいにいくことになった。
またそれで様子をみる。

もう少し食べて、少しでも脂肪が身についてくれたら、悪性リンパ腫が直接の原因で最後の打撃になることはない。その病状だけでいうと、2年は生きられる可能性があるはずなのだ。

シャーは2005年秋生まれなので(保護猫なので詳細は不明)、15歳半ほどになる。人間で換算することに違和感があるが、ネットなどで換算表に照らし合わせると78歳とかそんな感じ。

人間でも動物でも、何年生きたから「十分に生きた」なんていえない。
誰にも決められない。

まだジャンプして猫タワーに上ったり、出窓でひなたぼっこをしている。

脂肪はなくても筋肉はあるのだ。

今日もせいいっぱい、好きなように生きている。
コロナなんてどこ吹く風で生きている。
かしこい。ほんとにかしこい。