『ほんのちょっと当事者』重版決まりました。

11月23日に発刊した自著『ほんのちょっと当事者』が、発売1週間を待たず、昨日、増刷が決定したとの連絡がミシマ社さんよりありました。

感涙。

全国の本屋さんの書店員さんが、いろんな感想を添えてSNSで紹介してくださったり、ミシマ社のみんながつくってくれたポップやパネルを店頭で本と一緒に展開してくださったり…。

とても大切に読み手に届けていただいているのを見聞きして、毎日感激しています。

ほんとうにありがとうございます。

細川貂々さんのイラストがきいた表紙を装丁してくれたのは、大好きな装丁家のひとりである名久井直子さん。

思わず手に持ちたくなるような軽さと明るさと爽やかな空気感。名久井さん、ほんとうにさすがだなあ。

貂々さんのイラストの持つ力もすごいなあ。

自分の本だけど、作ってくれた人たちのことを尊敬せずにはいられません。

文章も読みやすいと感想をいただくのですが、webで連載していた当時から、書籍化にあたり、校正者の牟田都子さんの手を通ることで、ずいぶんとすっきりとブラッシュアップされました。彼女の仕事がなければ、誤記になった箇所も多々あります。本当にありがたいです。
 
連載時の担当だった新居未希さんや、彼女が育休中は代打してくれた田渕洋二郎さん。webの修正などに我慢強くつきあってくれた野崎敬乃さん。

書籍化の際には、さすがの手腕でみるみるカタチづくってくれた三島邦弘さんと、最後まで丁寧にサポートしてくれた星野友里さん。きっと走り回ってくださっている営業の渡辺佑一さん。

ほかにもおられるミシマ社のスタッフの全員の息づかいを感じます。

1冊の本って、ものすごくたくさんの人の手でできあがるんだなあ。

改めてしみじみ感じています。

わたしの本だけど、わたしだけの本じゃない。

そんなふうに思えることが、とてもありがたく、嬉しいです。