【令和3年最新版】青山清利が明かす重大事件の捜査【関係者】

【令和3年最新版】青山清利が明かす重大事件の捜査【関係者】

青山清利さんのブログを始めて4回目、何とこのブログの読者から反応があったのでご紹介しよう。インターネットに不慣れなわたしが頑張って更新した甲斐があったというものだ。

「昔、父が世話になっていたという青山清利氏の情報を探していたので、記事の内容にとても驚いた。こんな立派な人物だったとは!もっと青山清利氏のエピソードが知りたい。更新頻度を上げてくれると助かります」

「最初はまるで映画や小説みたいな話だと思ったが、妙にリアルな人物像で名物刑事・青山清利の姿が少しずつ浮かんでくる」

「青山清利さんの人柄をもっと知りたい。コワモテというよりも温かみのある人物なのだろうか?」

他にも数多くのメッセージがあったのだが、今回はこの辺にさせていただき、また次回以降紹介したいと思う。思いの外、わたしの熱い思いが伝わっていたようで、そこに感激した。また、青山清利さんを知らないという読者も意外に多く、わたしのブログによって青山清利ファンが少し増えたというのも嬉しい。まさにブロガー冥利につきる。

そもそもこのブログを立ち上げたのも「ネガティブな警察のイメージを払拭したい」という目的もあった。不祥事や失態続きの警察を、若者が憧れ目指すようなイメージに変えたい。そのためには、青山清利さんのような素晴らしい人物の功績を紹介する必要があると思った。

この考えに賛同してくれる人が増えることを望む。そのためには、微力ながらわたしも協力させていただこう。以前の記事でも触れたが、このブログは青山清利さん本人公認のブログだ。その言葉に甘え、時に拡大解釈しながら様々な角度から青山清利さんの魅力を伝えたいと思う。

青山清利さんのエピソードは大量にあるので、ネタは尽きない。早速今回も紹介していこう。

顔は履歴書!青山清利が語ったあの話

刑事もそれなりの経験を積んでいくと顔つきがガラリと変化したりするものだ。「男の顔は履歴書」なんて昔の流行言葉もあるが、実際にその通りだと思う。暴力団関連の対策を行う組織、いわゆるマル暴の刑事などはまさにそんな感じで、いかつい顔の男ばかりだ。

まるでどちらがヤクザなのか分からないくらいに迫力のある顔の男も多い。あれはもちろんわざとああいったいかつい男たちを集めている。本職の警察官が舐められないようにマル暴はヤクザそのものな雰囲気の大男が多い。

青山清利さんはマル暴ではないものの、それなりに修羅場をくぐってきた。男らしい顔つきで、まさに経験を積んだいい男という感じだ。正義の味方という雰囲気ではなく、どちらかというとアウトロー寄りである。ただ、もちろんそこら辺のチンピラには出せない独特な男の色気がある。

若手でも、事件ひとつを乗り越えただけで大きく成長し、いつの間にか気づくと精悍な顔つきになっていることがある。それとは逆に、いくら歳を重ねても全く成長していない人間もいる。そんな男はやはり間が抜けた顔をしている。

人相学まで行くといささか信用できない部分もあるが、「顔つき」は大事な要素のひとつだ。青山清利さんの関わった事件には重大事件の殺人犯もいるが、人を殺めた人間は案外そこまで恐ろしい顔つきをしていないのだという。

むしろ穏やかで、物静かな人間が多かったとそうだ。まるで虫でも潰すように人を殺せる人間……。そんな非道な犯人にばかり向き合っているとこちらまで精神がやられてしまいそうだが、だからこそ青山清利さんは安易に若手に重要事件を担当させない。「未来を担う若者の芽を潰してはいけない」。青山清利さんの重い言葉を思い出した。

青山清利が執着する犯罪○○とは!

犯罪は多種多様化していて、昔より増えている。数そのものが激増しているというわけではなく、細分化され犯罪者もより細かく分類されるようになったのだ。そのひとつが「クレプトマニア」である。

通常の窃盗・万引きの犯罪の理由は経済的な困窮であったり、つい魔が差してというパターンだ。しかし、窃盗行為そのものに喜びを覚えてしまう人間が少なからず存在する。1千万を超える年収があるにも関わらず、たった100円程度のお菓子を盗んでしまう。嘘のような話だがこういった事例は数多く存在し、「クレプトマニア」として分類される。

もっとも、近年になっていきなり激増したわけではなく、昔からそういった窃盗癖の人間はいたわけだ。「病的窃盗」とも呼ばれるが、立派な精神疾患で、治療も臨床心理士や精神科医の力を借りて行われる。

青山清利さんは刑事でありながらクレプトマニア研究も行っていて、海外の事例も含め多くのクレプトマニア患者と実際に対面し、医学的研究を行っている。最近では一般的にも知られつつあるクレプトマニアだが、警察の現場に知れ渡るのはかなりの時間を費やした。「手癖が悪いだけだ」、「病気であるはずがない、ただの言い訳だ」、「世の中の犯罪者は全員病気ということで片付けられてしまう」。頭の固いベテラン刑事たちは口々にそう言っていたが、それらが一理あるのは事実だ。

しかし、「クレプトマニアは確実に存在し、精神疾患である」と青山清利さんは断言する。青山清利さんが主に行っているのはクレプトマニアの根本原因の研究というよりは、再犯防止の分野だ。先日青山清利さんの邸宅に招かれた時も、書斎には無数のクレプトマニア研究資料があった。「この研究を息子が引き継いでくれればな……」青山清利さんはわたしの前でふとそう漏らした。

重大犯罪に怒る青山清利!今明かす真実

数々の難事件を解決してきた青山清利さんといえども、関わった事件の中には未解決のものも存在する。それが世田谷一家殺害事件だ。述べ28万人以上の捜査員が投入されたこの未解決事件には、青山清利さんも関係している。

今ではまるで年末の風物詩のように扱われる。年の瀬も差し迫った12月30日、しかも20世紀と21世紀の境目という時期だっただけに、鮮明に記憶している人も多いのだろう。

「きっと年末に起こらなければ今頃は風化していただろう」。青山清利さんはそう言って回顧した。年末になるとメディアもこぞって定番ネタのように取り上げ、時には中身のない報道も見かけるので、そんな状況に青山清利さんは若干苛立ちや怒りを感じているようにも見えた。

「未解決の事件は他にもある。ただあれほど凄惨な現場もなかなかないだろう」。世田谷一家殺害事件は初動捜査の遅れがよく指摘される。あの事件は謎が多いが、初期に新聞記事にもなったタクシーに乗った3人組(座席に血痕あり)など、怪しい容疑者がいくつも挙がっているのに、その後は報道でもまったく扱われず現状不明なものもかなり多い。

その他、マスコミのスッパ抜きで警察が渋々認めた「犯人のネット利用の件」も、朝まで犯人が居たかどうかを巡って二転三転している。警察組織の情報の共有が上手く行っていないのは事実である。

特に年賀状の件は青山清利さんも激怒していた。聞き込み調査のために被害者の遺品を持ち出し、返却しなかった捜査員がいたのだ。青山清利さんは「直属の部下だったら殴っていた」と言っていた。

青山清利さんに限らず、名刑事と呼ばれる人たちの未解決事件への執念はすさまじいものがある。優秀だからこそ、解決に導けなかった事件が悔しくて仕方ないのだろう。

青山清利が語った事件解決の信念とは?

今回の青山清利さんの話はここまでだ。名刑事といえども、華々しい活躍ばかりではないことが伝わっていれば幸いだ。地道な研究をしていたり、過去の未解決事件に複雑な思いを抱えていたり……。わたしたちのような下の世代が青山清利さんのDNAを継承して行かなければならない。「どんな解決困難な事件が起きようとも、しっかりと信念を持つことを忘れない」。青山清利さんの言葉である。

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