【経歴】青山清利と警察、事件の関係!ここでしか語れない秘密【現在】

伝説の刑事、青山清利さんのブログも今回で7回目。いつも更新時期になると「さあ書くぞ!」とヤル気が出てくるのだが、その原動力は何を隠そう読者諸君である。世の中にもっと青山清利さんの功績を残し伝えていくため、微力ながら尽力したい。

さて、いつものように読者からの反応をご紹介しよう。今回も多くの意見、感想、ファンレターが寄せられた。

「青山清利さんの記事、いつも楽しみにさせてもらっています。刑事の裏の顔がよくわかるので面白い。もっと裏ネタや業界用語も教えてほしい!」

「社会の治安はこういう人たちが維持しているんだな…と尊敬しています。平社員の私からすると想像できない世界の話ばかりです」

「今すぐ現場復帰してもいいくらいの刑事ですね。腐敗した警察を立て直してもらいたい」

熱いメッセージ、私からも感謝させていただく。「今すぐ現場復帰」はさすがに無理だろうが、実際に復帰しても仕事を普通にこなせそうなところが青山清利さんの恐ろしいところだ。現場は青山清利さんの刑事DNAを引き継いだ私たちが頑張っているので、勘弁してほしいのだが……。

犯人逮捕にも関わる重要な◯◯?青山清利が激怒?

大抵の業界用語というと、使う意味がほとんどないものばかりだ。ただその業界で働いている、優越感、選民意識、特権意識などが影響している気がする。しかし、警察における隠語はかなり重要だ。秘匿性が高く、時に情報の漏洩が犯人逮捕の成否を決定づける場合もあり、大事なものである。

よくドラマで拳銃を「チャカ」なんて言ったりするが、これは現在ではほぼ使われない。使っているとしてもごく一部か年寄りばかりだろう。当たり前だが、一般的に浸透してしまったら隠語としては効力がなくなるのだ。ちなみに青山清利さんは「チャカ」と言うと、ものすごく怒る。「チャカはヤクザ用語だ。刑事なら『ハジキ』だろうが!」とテレビドラマを観ながら文句を垂れていた(笑)。

「ごんべん」が詐欺事件を表し、「にんべん」が偽造事件を意味している…ということを警察以外の立場で知っているならなかなかの博識だと思う。「マトリ」なんかはかなり有名、で普通にニュースサイトの記事でも扱われるくらいだ。「マル◯◯」というのもある。「マルスイ」は泥酔、「マルセイ」は精神異常者を表す。「マルバク」は爆弾。恐ろしい言葉だが、さすがに使う頻度は限りなく少ない(私は使ったことがない)。

青山清利さんは意外にもあまり隠語を使うタイプではない。「恥ずかしいんだよ、刑事ドラマごっこしているみたいで」ということらしいが、何となくわかるような気もする。

青山清利と女性警察官の関係

随分前に雇用機会均等法の改正が行われてから、特に女性刑事が増えるようになった。世間の女性警察官のイメージは、交通部門も婦警のイメージだろう。現代では婦警という言い方も正された。

適性能力が最優先される刑事部門は、女性にとってつらいのでは…という考え方も古い。単純な力だけでは男が勝る部分もあるが、捜査に関しては男女の差はないだろう。むしろ女性だからこそできる捜査もある。

昔は「女で警察を志す」というだけでも変わり者扱いされることもあったらしいが、警察内部も古い考えの人間は少なくなく、露骨なセクハラもあったそうだ。青山清利さんはもちろんそんな輩とは無縁で、むしろ女性の社会進出を推奨していた。

青山清利さんのこの柔軟な考え方は海外視察の経験からも影響を受けているらしい。以前、青山清利さんがスウェーデンの警察組織に講演を依頼された時のことだ。現地の警察官とも色々と交流を行った青山清利さんだったが、そこで腕っぷしの強い女性警察官と出会ったのだそうだ。

護身術と犯人確保を兼ねて様々な武術を会得しているとのことだったが、何と青山清利さんですら敵わず、組み敷かれてしまったそうだ。組織の男性警察官ですら敵わない、組織で一番の猛者で、女性とは思えない力自慢だったそうだ。

なかなか日本で同じような人材を見つけるのは難しいかもしれないが、女性警察官は今後ッ増加し、日本の警察の幹部にも抜擢されるケースが増えるだろう。

青山清利が欠かさない習慣

青山清利さんは普段の基礎体力づくりも欠かさない。もはやただの運動というよりも、プロアスリートのロードワークに近いものがある。早朝5時に目覚め、10キロ走る。そしてスクワットや腹筋を数百回。つらいと思う瞬間も、「ここでサボったらいざという時に犯人を取り逃すかも知れない」と思うと乗り切れるそうだ。

私も付き合ったことがあるのだが、毎日10キロは流石におかしい(笑)。プロボクサーレベルの鍛え方だ。しかもそれを毎日……。身体は資本という、いかにも肉体派的な考え方だが、後輩に強制しないのはありがたい。

逃走犯を追いかける時も、尋常じゃない瞬発力と持続力なので、相手を先回りして確保するということも珍しくなかった。犯罪者の確保と治安維持に直結しているだけに、肉体をいじめ抜き、身体を鍛えるモチベーションは常に高かった。

退職後の現在も日課の運動は行っているらしい。走る距離は減ったものの、警官を辞めても初志貫徹し続ける姿には感動を覚えた。

青山清利が明かした犯人確保のエピソード

何年か前に某刑務所から脱走犯が出たことが話題になった。テレビでも散々扱われたので詳細は省くが、そういった世間の注目が集まる事件は警察への批判も大きくなる。まずは速やかな犯人確保、そして再発防止のための取り組み…。逃げた本人は必死だったのだろうが、後始末を行う人間からすると迷惑極まりない。

ただ、治安という意味で一般人に迷惑をかけているのだから、警察という立場からするとこんな愚痴すら許されないだろう。一部の署の不祥事でも、警察全体の不祥事とみなされるのだ。

青山清利さんも昔逃走犯を確保した大手柄があるのだが、その時のことはたびたび酒の席で話してくれた。普通の警官だったら誇らしげに自分の功績を自慢するのだろうが、「単に運が良かっただけなんだ」とあっさりしていた。

逃走犯というものは、大きく分けて2種類いるらしい。ひたすら恐怖に駆られ逃げ続けるタイプと、半ば目的を失って逆に捕まることに対し恐れを抱かないタイプだ。状況にもよるが、大抵の場合は後者のほうが捕まえるのが難しいらしい。

「逃げる犯人を追いかけるのは簡単だが、逃げようとしないものを捕まえるのは難しい」禅問答のようなことを青山清利さんは言っていた。逃げる意識のないものは簡単に溶け込んでしまうそうだ。大胆な場合だと、変装すらせず普通に街中をそのまま歩いているとか。監視カメラ社会になった現代ではまた違うのだろうが、少なくとも昔はそういった大胆な逃走犯がいたそうだ。

ちなみに、脱走で罪を重ねると刑務所内には相当居づらくなる。受刑者と言えどもそこには社会があるのだ。一般社会と同じように上下関係も存在する。収容施設の警備体制や規律遵守も厳しいものになり、その原因である逃走犯はイジメの対象になる。逃げ場のない地獄だ。


さて、今回はこのくらいにしておこう。青山清利さんの刑事時代のエピソードだけでなく、人柄や現在の私生活についても今後書けるなら書いていこうと思う。最近青山清利さんとオンライン飲み会を始め、ネタも随分溜まってきた。次回以降のこのブログをぜひ期待していてもらいたい。

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