どんな声かけが良いかが分かる好きな色
先生(講師)のジレンマ
色彩検定シーズンになると、専門学校での授業が入ってきます。
現在も6月の検定に向けて絶賛奮闘中(私が)。
1回だけの単発講座と違って、2・3ヶ月毎週顔を合わせて、学生と一緒に合格へ向けて走っていかないといけません。
学生のモチベーションはずっと高いわけではなく、本当にエンジンが入るのは検定1ヶ月前から。
1ヶ月前でもなかなかスイッチが入らない人もいます。
講師をはじめたばかりの頃は、「(この人は)このままで大丈夫なの?」とずっと気になってしまって。
何十人を受け持っているので、1人の人に注力しずぎると全員をフォローできない。
全員一律に合格してほしいけれど、全員に同じ言葉をかけても響かない。
そこで「好きな色」をヒントに、一人ひとりのフォローの仕方を変えるようにしました。
好きな色に性格は表れる
好きな色って、その人の性格が反映されています。
好きな色をきくと、だいたいこの人はこんなタイプだろうなって予測できるのです。
「憧れの色」を好きな色に挙げる人もいるので、本来のその人とは違うってこともありますが。
私の体感としては、好きな色に性格が反映されている人は9割近く。
好きな色をきいてその色の性格を言うと、大抵「当たってる〜!」の反応が返ってきます。
色彩検定対策のときは、好きな色を聞くついでに、合格への決意表明を書いてもらっています。
その言葉と色を見たら、「やっぱりこの性格だよな〜!」って一目瞭然なんですよね。
好きな色別声のかけ方
まずは決意表明をご覧いただきましょう。
○赤が好き→「一発合格!」
○ピンクが好き→「色の知識を化粧や服にいかしたい」
○黄色が好き→「あきることなく覚えきる!」
○緑が好き→「コツコツがんばって余裕をもって受かりたい」
○淡いパステルが好き→「みんなで合格!」
色と言葉にどんな関連性があるかというと
○赤やオレンジが好きな人は、短期集中タイプ。
勢いがあるので、一発合格!と一言で宣言しちゃいます。
試験直前までなかなかエンジンがかからないように見えますが、追い込まれて本領発揮します。
だから早くから急きたてるような声かけをしなくても大丈夫。
○ピンク好きは、可愛い、綺麗がモチベーションになるので、色にウットリして学んでもらうのがヨシ。
パステル好きとも共通していて、みんな(友達)と一緒に頑張りたいタイプ。
可能なら誰かと学べる環境をおすすめします。
○黄色の人は、あちこち興味がいってしまうタイプ。いかに楽しく学べるかがポイント。
ツマンナイと思うとすぐ飽きてしまいます。
楽しいんだってことを伝えるか飽きさせない工夫を。
「あきることなく…」のコメントはそのものだなぁと(笑)
○緑や青が好きな人は、基本コツコツがんばれるタイプ。
自分で着実に進めていくので、安心して見守っています。
というかたちで好きな色を聞くだけで、早くから声かけした方がいいのか、逆に放っておいた方がいいのか見極めができます。
全然エンジンかからないから…と余計な心配をしなくて良くなるので、精神衛生上よかったりもします。
これって先生と生徒に関わらず、親子でも上司と部下の関係でも言えるんですよね。
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