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夕暮れに目立つ色は何色?~色彩検定の学びが日常に~

「目立つ色」といえば何色をイメージしますか?


赤、オレンジ、黄色?

日中なら正解です。


けれど夕暮れ時に目立つ色というと?


「青」なんです。



先日、太陽が沈む時刻にはっと目をひいたのがAmazonのロッカー。

明るいブルーが他のどの色よりも明るく見えました。

夕暮れ時のだんだん周囲が暗くなっていくとき、赤などの暖色が暗く見え、青が明るく見えるんです。

眼の視細胞による働きの影響でこのように見えます。
これを【プルキンエ現象】といいます。


プルキンエ現象は、色彩検定の2級で学びます。

明るい場所では明るさに反応する視細胞(錐体細胞)が働き、暗い場所では暗さに反応する視細胞(杆体細胞)が働きます。

明るいところで錐体だけで見ている状態を「明所視」
暗いところで杆体が働いている状態を「暗所視」
といいます。

錐体は赤やオレンジなど長い波長の光に対する感度が高く、杆体は青のような短い波長の光に対する感度が相対的に高くなります。

夕暮れどきなどで周囲が徐々に暗くなっていくと、明所視から暗所視へ変わっていき、変わっていく中間の状態を「薄明視」といいます。

文部科学省後援 色彩検定®公式テキスト2級編より


薄明視は錐体の感度から杆体の感度への移り変わりのタイミングのときなんですね。

この移り変わりを「プルキンエシフト」といって、赤・オレンジ・黄色が暗く見え、青が明るく見えるんですね。

薄暗いときに明るく見える青は、周囲よりも目立ちます。


私が目にしたAmazonのロッカーは、薄明視の状態だったから目を引いたんでしょうね。

色彩検定で学んだことを実体験として感じられる瞬間でした。


ちなみに、この記事を投稿する2024年6月21日は、夏期色彩検定の3日前。

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ここでもひとつご紹介。

本記事のテーマ「プルキンエシフト」の図(グラフ)が、過去問4回連続で検定に出題されています。

プルキンエシフトの図が何を意味するのか
プルキンエスフトに関する用語(上記掲載)を振り返ることをおすすめします。


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