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静かな退職 vs 燃える組織

最近、「静かな退職」という言葉を目にする機会が増えました。
以下のリンクでは、「「静かな退職」とは、仕事にやりがいを求めず、まるで退職したかのように淡々と業務をこなす働き方を指します。」という説明がなされています。

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個人的に感じるのは、これは個人の防衛本能としてはかなり適切だと思うということ。頑張ってやっても、会社全体がよくなっていく感覚が得られない、頑張った結果に対しての成果がなく、給料も処遇も上がらない、そんな時に頑張っても意味はない、そう感じる場面を会社が作ってしまっている時、退職はしないまでも、静かな退職に至る、そんな人がいても不思議はないと思うのです。

いっそ退職した方が、と思えるのは一定年齢くらいまで。ある程度の年齢になってしまうと、社外に出ても同じような閉塞感を味わうかもしれないということも見えてきますし、そもそも、外様で入る次の環境で、頑張って成果が出せるのか、それに対して組織はきちんと評価をしてくれるのか、そういうリスクを負うくらいであれば、淡々と今の組織の中で働いていよう、それが静かな退職につながります。

上のリンクでは、従業員の声を拾うことで静かな退職を防ぎましょう、と書いてありますが、そんなものは対症療法をやろうということにすぎません。本質的には、会社が成長している、つまり会社の戦略があたって、自身の業績も含めて拡大している感触が得られること、そして、その拡大が個人の評価にもつながっていることが求められます。そうなれば組織は自然と燃えてきます。(「燃える組織」も三枝用語ですね、昭和な香りのする 苦笑)


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