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短歌レッスン14

「うたの日」に❤が2つと♪が一つ付きました。今回は「うたの日」に批判的だったので駄目かと思ったらそうでもなかった。やっぱ自分の主張を織り込む方がいいのかも。コメントも付いている。初めてだ。舞い上がってますね。

毎日の短歌レッスンなるようになるうたの日が今日も遅れて  やどかり

反省点は「なる」の重なりが意味不明だけど音合わせをしたのかな。リズムはそれで付いたようです。今回はリズムがリズムがテーマでしたから。

短歌をはじめてからの僕は、このジャンルを小市民の信仰的な日常の呟きから、社会性をもつ文学表現にしたいと思いたった。作意の回復と様式の再確認が必要なのだ。僕はどんなイデオロギーのための「役立つ短歌」を作るまいと思った。われわれに興味があるのは思想ではなくて思想を持った人間なのであるから。1958.5(『寺山修司全歌集』より「僕のノオト」から)

今日の朝礼の寺山校長からの言葉でした。神から校長に下りてきたのか?ブルースを持てということです。ほんとかな?

特別顧問の『釈迢空歌集』から一首。リズム練習として良かったのかも。内容は難しいけどリズムをつかむことですね。

わがあとに 歩みゆるべきつゞき来る子にもの言へば、恥じてこたへず  釈迢空

「歩みゆるべきつゞき来る子」は一気に読まねばならないのか。「恥じてこたへず」というのは子なんですね。そこだけ独立しているから、二人の間に微妙な寂しさが出てくるのですね。分かち書きもテクニックの一つですね。

テキスト。東直子・穂村弘『しびれる短歌』

第5章 人生と神に触れるその時間

今日のテーマはいいですね。

一秒でもいいから早く帰ってきて ふえるわかめがすごいことなの  伊藤真也

この短歌を女性の成り代わりと読んでいるけど共働き夫婦なら旦那ということもあるような。そっちで読みました。最近文体で女性言葉で翻訳者が「なの」とか「わ」と付けることに疑問を持つとか。ジェンダーフリーですからね。わたしもなのとか使うこともありますことなの。橋本治か!

カレンダーめくり忘れていた僕が二秒で終わらせる五・六月  木下龍也

『天才による凡人のための短歌教室』の歌人でしたね。ウィキみたらダ・ヴィンチの「短歌あります」のコーナーで採用されたとか書いてあります。「短歌をください」じゃないのかな?

カレンダーも置かなくなってしまったからめくり忘れることもなくなったが、今日が何日か把握してない今日この頃。

一日の後悔後にやり直すタイムリープと思えばゆける  やどかり

老いると時間もが支配できる。

永遠に忘れてしまう一日にレモン石鹸泡立てている  東直子

レモン石鹸の懐かしさ。『智恵子抄』とかにもかけてあるのかな。そういう石鹸があったような。今日はレモン石鹸を買おう。

レモン石鹸同じ匂いに包まれてきみは天使僕は変態  やどかり

自虐短歌はよくないな。

洗濯機の
    レンジの
     ビデオデッキの
           デジタルの時間少しづつずれている  もりまりこ

これは上手いな。改行も大胆に使っている。こういうことも出来るんだ。

  


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