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やどかり短歌十月選

佳作

十月の風はしじまにかのほのか香りまぶしい隣の秋刀魚

うたの日「のか」

「うたの日」では♪一つ。

阿波踊りルンバで勝負浅草のサンバの会とちびくろサンボ

うたの日「ルンバ」

♪3つ。まあまあか?うたの日の基準もよくわからない。

秋風にさまよひ歩きアル中のもういつぱいが硝子の世界

映画短歌『アル中⼥の肖像』

黒髪を思ひ切るようあを染めて幸福求め海をみる君

うたの日「辛」

「辛」を「幸」と空目してしまって、♪一つ。幸福を求めているから辛い少女だと解釈も出来るのに。まあフィクション過ぎたか?

フリークス夜通し騒ぎ胸騒ぎ鬼滅の刃有明の月

映画短歌『フリーク・オーランド』

アニメに影響されすぎか?まあ映画短歌だから。

軽トラの荷台に乗って収穫祭どこへ売ろうかお化けかぼちゃ

『百人一首』の本歌取りになっていなかった。

思ひわびさても命はあるものを憂(う)きに堪へぬは涙なりけり 道因法師 

『百人一首』82番

改作して。

軽トラの荷台に載せて収穫祭どこへ売るにも涙なりけり

うたの日「車」

全部出してもこのぐらいだった。毎日作ってないから少ない。少数精鋭でもないんだな。

特選

十月の風はしじまにかのほのか香りまぶしい隣の秋刀魚

時期的にこれがいいか?AI批評してみよう。AIに褒められた。香りに「まぶしい」が斬新だと。煙だから、煙たいもあるのだが、秋刀魚は今は高級魚だから、それがまぶしいのもあるし、単に夕食の団らんが想像できてまぶしいのもある。「しじま」が本歌取り。

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