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お盆に聴きたいジャズ

Charles Lloyd"Notes From Big Sur"(ECM-1991)

Charles Lloyd - tenor saxophone
Bobo Stenson - piano
Anders Jormin - double bass
Ralph Peterson - drums

昨日は7月17日で、ジャズ好きな人には大変な日なのです。コルトレーンとビリー・ホリデイの命日だったのです。何かコルトレーンのアルバムと思ったのですがもう17日も過ぎてしまったので、ここはコルトレーンを追悼する「レクイエム」などを。

このアルバムは今も現役でバリバリに活躍するサックス奏者チャールズ・ロイドのECM作品です。ECMはドイツのレーベルですが、北欧系のヨーロッパジャズというイメージですかね。ここでもピアノのボボ・ステンソンがスウェーデン生まれで彼のトリオにチャールズ・ロイドですかね。ドラムのラルフ・ピーターソンもアメリカ人ですが、ここでは控えめなドラムです。

何と言っても一曲目の「レクイエム」です。まあ、誰とはなしにジャズの故人全体に捧げた曲でしょう。お盆シーズンにぴったりな曲ですね。

山の曲は、先日アレサ・フランクリンの映画のゴスペルでも山を超えていく聖書から引用された曲がありましたが、聖霊の宿る山というような感じなのですか。あとモンクについての曲もあり(これセロニアスじゃなく僧侶の意味みたいです)、全体的に聖書をモチーフにした神聖な気持ちにさせられるアルバムです。


(ジャズ再入門vol.72)


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