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兄弟からの旅立ちのジャズギター

『The Incredible Jazz Guitar of Wes Montgomery』( Riverside/1960)

Wes Montgomery – electric guitar
Tommy Flanagan – piano
Percy Heath – bass
Albert Heath – drums

ジャズ界三大ブラザーズは、モンゴメリー・ブラザーズ、ヒース・ブラザーズ、ジョーンズ・ブラザーズといますが、このウェスが頭角を現す前までは、モンゴメリー・ブラザーズで兄弟バンドでやっていたのです。

モンクはベーシストでバディはピアノとヴィブラフォン。何故か、ウェスがヒース・ブラザーズのサポートを受けたこのアルバムが傑作とされて、それ以前のアルバムは埋もれてしまいます。そんな兄弟を切るときのウェスの気持ちはどんな感じなのか、このアルバムで吹っ切れたのか考えてしまいます。

でも確かにこのアルバムは素晴らしいのです。最初の「エアジン」なんかエネルギーがほとばしる感じで、内輪の関係がなかっただけウェスも厳しいギターを弾いたのかもしれない。

演奏もそれまでとは、ダンチに違いますよね。オクターブ奏法とかはそれまでもやっていたようですが。あとトミフラは、誰とやってもいいです。ジャズ界隈ではトミフラを見つけたら買え!ですね。


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