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一発逆転満塁ホームラン級のライブ・アルバム

"Live at the Monterey Jazz Festival"John Handy( Columbia-1965)

John Handy – alto saxophone
Mike White – violin
Jerry Hahn – guitar
Don Thompson – bass
Terry Clarke – drums


ジョン・ハンディは大したリーダー・アルバムを残していないのですが、このライブ・アルバムは伝説となるぐらい凄いアルバムなのです。先日発売された『LIVE AT CARNEGIE HALL』チャールズ・ミンガス (DELUXE EDITION-1974)のライブ・アルバムでも熱いバトルを繰り広げていたので、ライブに燃えるタイプなのかもしれないです。


これを初めて聴いたのは渋谷の『スイング』が移転する前で、実に居心地がいいジャズ喫茶でした。ソファーがあったのかな。クッションがあって、それを抱きか抱えていたお客さんを覚えています。話が脱線しました。

このクインテットはバイオリンが入っているのが珍しいですね。そしてギターもスパニッシュ調で、コルトレーン『オレ』を想出させます。ジョン・ハンディのアルト・サックスもコルトレーン調で神がかり的です。一曲の演奏時間も長く演奏にトリップしていくのがわかると思います。今聴いても別世界に誘ってくれます。

再発CDでは、ボビー・ハッチャーソンの加わったボーナス・トラックがあると言うことで調べたらYou Tubeにありました。これも熱いライブです。ギターがこれまた伝説のパット・マルチーノですね。

John Handy – alto saxophone
Bobby Hutcherson - vibraphone
Pat Martino - guitar
Albert Stinson - bass
Doug Sides - drums

(ジャズ再入門vol.76)


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