見出し画像

「喧嘩セッション」は、マネーのための宣伝文句

"MONEY JUNGLE"Duke Ellington( 1963)

一曲目の激しさから喧嘩セッションと言われていますが、一曲目のタイトルが「マネー・ジャングル」ですから売るための宣伝文句だと思っています。実際にエリントンの前で喧嘩なんかできるわけないのです。二曲目の「アフリカの花」を聴けばなんと優雅に演奏していることか。エリントンがオリジナルを作ってまで参加しているのですから。後にノラ・ジョーンズが再演しましたからそれほどの名演なのです。

エリントンのピアノ・トリオがこんな形で残されたのは貴重だといえるでしょうね。この後にジョン・コルトレーンとの共演盤があることから、エリントンはこのアルバムを良かったと思っていたのでしょうね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?