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秋ジャズ!
Wynton Kelly"Wynton Kelly"(Vee-Jay/1961)
Bass – Paul Chambers , Sam Jones
Drums – Jimmy Cobb
Piano – Wynton Kelly
街路樹の枯葉が散り、それを踏んで歩いて、ふと口ずさんでいたのが奥村チヨ『終着駅』でした。少年期?の刷り込みは、こんな歌詞も覚えているのかと我ながら驚いてしまった。少年が歌う唄ではないですね。
で、秋ジャズということで「枯葉」です。まあビル・エヴァンスとウィントン・ケリーのピアノ・トリオで双璧だと思います。歌ものではイブ・モンタンとかフランク・シナトラとか渋いオジさんヴォイスがありますが。あと先日も取り上げたキャノンボール・アダレイですかね。
ウィントン・ケリーの「枯葉」は、Mr.スイングと言われるほどのスイング感あるケリーのピアノが「枯葉」のサクサク感を感じさせてくれます。このスイング感は、ビル・エヴァンスには出せない。マイルスのバンドでビル・エヴァンスが白人だったので逆差別を受けて後任になったのがウィントン・ケリーですね。まあビル・エヴァンスとは対象的だけど、何故かマイルスに気に入られて黄金期を作っています。
ウィントン・ケリーはジャズを聞き始めて師匠だった人がウィントン・ケリーの入っているアルバムばかり集めている人で、よく聞かされました。当時は「枯葉」よりも「サマータイム」派かな。もっと重たい感じのピアノ、マル・ウォルドロンとか好きだったのですが、次第にウィントン・ケリーのようなピアノも好きになれたのはその師匠のお陰かもしれないです。
ほんと食わず嫌いというか聞かず嫌いが激しいので、一回聞いて駄目だと思うともう聞くきになれなくマイルスもそのパターンでした。でもマイルスのアルバムのウィントン・ケリーを聴くことでなかなかいいなと思えてきたり、ケリーが入っているサイドメンのアルバムはどれも好きになりました。独特のコロコロ感は、すぐにケリーのピアノとわかりますね。
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