9.人見知り連合

9/4発売の新譜「TO THE PARK」に向けて１日１曲解説、９日目は９曲目の「人見知り連合」の解説をしたいと思います。

私は元々極度の人見知りです。しかし今ではたくさんの人に出会えたおかげで耐性が出来たというか、少しはマシになっているかと思います。
それでも苦手とする雰囲気を感じた場合、違和感を感じた場合はものすごいスピードで巣穴に引っ込んだだカニのようになります。

ある日のライブ後、さして仲良くもない妖艶な女性から
「あなたって本当に人見知りよね。」
「知ってる？人見知りって人生の３倍損してるのよ。」
とグラスをくるくる回しながら言われたことがあります。

そのとき感じたことは
「うるせぇこの野郎」
でした。

確かに人見知りは、検索すると「克服方法」だの
「人との付き合い方」だのばっかりで、
一般的にはネガティブな印象なのかもしれないですが、
警戒心が人一倍強いため、
危険回避能力も高いと思うんですよね。（とか自分で言ってみる…）
仲良しの友達は限られてしまいますが
薄っぺらな人間関係はそこにはありません。
それに、物陰からの観察を得意とするので、
作品作りにおいてはとても魅力的な能力だと私は思っています。

そう、ひとつの能力だと思うんです。
だから、恥じることはないと思います。
断じて、「人生を３倍損してる」とは思わない。

むしろ、そろそろ反旗を翻そうじゃないか。
人見知りを排除しようとする勢力に対して。
そうだろう、同志たちよ。
と、なんとも危険思想に片足つっこんだような曲になってしまいましたが
曲調はラテンです笑。