号外 今「死にたい」と思っている人を、救うことは、できないけれど。
先ほど、「前書き」をアップして、なぜ「号外」かと言いますと。
私、割と本能と直感に生きておりまして。
「そのうちエッセイ書きたいな」と考えてはいましたが、今日、唐突に「今書かねば!」と感じ、前書きを書いたのですね。
そして、テレビがない我が家、先ほどスマホを見て訃報を知ったわけです。
なので、タイトルそのままなのですけど、「自分を好き」と思えることは、いつか訪れる出来事から、自分の命を救う、ということを書きます。
とりあえず、乱文失礼します。
タイトルを読んでいただいた通りですね、今、既に「死にたい」と思う人。そういう人に、多分私の言葉は届かないです。今「死にたい」と思う人を、救えるほどの考えやお伝えできることは、今の私は持ち合わせていません。
でも、いつか、「死にたい」と思うかもしれない、そんな人を救えるかもしれない。だから、書きます。
「前書き たぶん、きっとそう。」に書いた通り、私は私自身が大好きです。でも、一昼夜で好きになったわけではありません。長い時間かけて、自分自身を少しずつ好きになっていきました。
でね、その「自分を好きでいられる」の根底には、自分自身への信頼があるんです。それが、「自信」なんですね。
今まで、辛いことや悲しいこと、たくさんありました。離婚した身なのでね、「あいつを殺してあたしもしんでやる!」的なのもありましたし、私自身「死にたい」と思うこともたくさんありました。土日も返上して働いて、朝8時から夜10時まで働いて手取り12万円、そのうえ酷い暴言のある会社で働いたこともありました。カッターは怖くてできないですが、ボールペンを手に刺したこともありました。
でも、私は、今生きています。
たくさんの出来事があって、たくさんの悲しい出来事やたくさんの辛い出来事があった。でも、乗り越えることができました。そんな自分をすごく信頼してて、「これからも、なんだかんだ生きていくんだろうな。なんとかするんだろうな」と思います。自分が生きること、生きることができること。それに対して、信頼があります。
きっと、あなたもそう。
いままで、たくさんの辛いことや悲しいこと、死にたいと思ったこと、本当にたくさんあったと思う。でも、今、あなたは生きている。
そういった出来事と、向き合ったのかもしれない。寄り添ったのかもしれない。今も、一生懸命戦っているのかもしれない。
でも、あなたは今までも生きてきてて、今も生きてる。
あなたは、生きることができた。辛いこと、悲しいこと、ずっと、いつもあって、それでも今、生きることができている。
未来のことは分からないけれど、今までのことを、今のあなたが乗り越えてきた。そんなあなたを、少しでも褒めて欲しい。大切に思ってほしい。好きに思ってほしい。辛いことばあればあるほど、今、それを乗り越えて、向き合って、今生きているあなたを、信頼して欲しい。誇りに思ってほしい。
あなたは今、頑張って生きることができている。努力して、戦って、生きることを積み重ねたあなたのこと、とても好きです。そんなあなたを、信じて欲しい。
出来事や思ったこと、感じたことを、みんな積み重ねて生きています。
そのひとつひとつが、今のあなたを作っていて、嬉しかったことや褒められたことは、素直に心の肥料に生きていけばいいし、辛かったことや悲しかったことは、それを乗り越える自分を認めるために使って欲しい。
すべての出来事にそうやって、時間をかけて、ひとつずつ自分の中で向き合って、落とし込んでいくことで、あなたはあなたの性質を知って、誇らしさを知って、あなたを少しずつ好きになれる。
そうやって、過去の出来事を乗り越えて、自分自身を好きになってきたあなたは、新しくやってきた本当に辛い出来事を、「悲しい」「辛い」と思いながら、何十日、何百日、何年とかけながら、戦いながら、抱えながら、乗り越えながら、生きていけることを、また、知る。
だから、今「死にたい」と思っている人を、助けることはできないけれど、いつか「死にたい」と思うような出来事が起こるかもしれない、すべての人に、今、この瞬間から、少しずつ自分を知って、いつか「また乗り越えることができる」日まで、準備するように自分を少しずつ好きになっていってほしい。
それに、ぶっちゃけると、絶対的に自分のことを好きになれたとき、大体の人に何言われても平気な自分ができるから。そうやって強く生きるあなたのこと、好きな人、めっちゃできてるから。
私は、愛娘がいなくなってしまうことを、想像してしまうときがある。想像だけで、めちゃくちゃ悲しい。たくさんの出来事を、娘と体験しようと思っている。海外旅行、乗馬、陶芸、毎日の生活、たくさんの出来事を娘と一緒に過ごしていくと思っている。それが急に無くなったとき、きっと私は本当に本気で死にたくなると思う。
でも、きっと、娘を思いながら生きていく。想像しただけで泣くけど。
そうやって、想像でも失ってみると、改めて、すっごく大切に思えて「大好きだよ」「愛してるよ」「なにをしていても大切だよ」って抱きしめる。
そうやって、定期的にしっかりがっつり、想いを伝えてる。
でね、それって、多分いつかの娘を救えると思う。
絶対的に愛されている、その自信が、いつかの娘を救う。
そして、きっと、私は娘に何かあって悲しみに暮れたとしても、後悔だけはないと思う。馬鹿みたいに怒り飛ばすときもたくさんあるけど、それでも向き合って、愛して、それをしっかり伝えてきた。
まずは、あなたをたくさん知って、好きになって、大切にして、自信を持って。そのあと、少しずつ他の人も愛していければいい。
自分を好きになれたあと、もうひとりくらい、大切で大好きになれて、それが繋がれば、多分みんな、誰かが自分のことを大好きでいてくれて、満たされるんよね。
まずは、本当に、自分を知って。たくさん頑張ってきた、自分を見て。好きになって。死にたいと思ったことがある、あなた自身が、今を生きている。
それを、誇りに思って。自分を見つめて。あなたは、今、生きていることを忘れないで。
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